栃木県立美術館 「茶の湯の美 茶道具との出会い・語らい」
出光美術館のコレクションを中心に、鎌倉から近代までの茶道具と書画の名品を集めた企画展。

茶道具というと、やや地味な印象ではないかと思ったのだが、実際に足を運んでみると、以外に多くの方が美術館を訪れていた。焼き物や書画など、関心のある方も多いのかもしれない。あるいは、お茶をたしなむ方々が観にいらっしゃっているのだろうか。

茶を喫する習慣やお茶の文化なども、他の多くのものと同様、中国から伝わってきたものらしい。漢のものだという香炉や茶碗を観て、やや感心する。こうして観ると、日本の茶道具(だけではないだろうが)は、本当に中国の模倣から始まったのだろうということに。

やや時代が下って、楽焼などが多く作られた時代。欠けた茶碗のふちを金でついだものが、かえって美しく見えるのが不思議な気がする。

しだいに華やかな色絵の茶碗なども多くなってきて、工夫を凝らされた香合などは手にとって観たくなる。もちろん、貴重な美術品としてガラスケースの中に展示されているので、触れることはできないのだけれど。

完璧主義だった板谷波山が、自ら焼いた天目茶碗を叩き割ろうとしたところを、出光佐三氏が頼んで貰い受けてきたという『天目茶碗 命乞い』。作り手がどこに不満を感じたのかはわからないが、美しい色合いが印象的な作品で、その逸話によってますます印象的なものとなっている。

竹細工の花器などが洗練されて茶席に使われるようになってきたり、茶道具もいろいろと時代によって変遷があるのが面白い。

絵画や彫塑とくらべると、基本的に人の手で使われる道具であるためか、どの作品もなんとなく親しみやすく感じられた。

栃木県立美術館

出光美術館コレクションの至宝 「茶の湯の美 茶道具との出会い・語らい」
2009年1月25日(日)~2009年3月15日(日)

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by kiki_002 | 2009-03-02 23:53 | 美術 | Trackback | Comments(0)
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