戦国シェイクスピア第一弾「BASARA~謀略の城」
平成21年3月14日(土)19:00~、俳優座劇場にて。

作・演出/脇太平

出演/松永久秀:天宮 良、久秀の妻 お艶の方:加納幸和(花組芝居)
相羽十三・お菊の方:植本 潤(花組芝居)
細川玄信:森田順平、安宅冬康:森田浩平、鳥居兵庫:蓉 崇
三好之康:颯 太、細川氏康:川岸銀次
道庵:原川浩明(花組芝居)、和田惟政:山下禎啓(花組芝居)

東 武志、奥田 努(スタジオライフ)、仲原裕之(スタジオライフ)
ARCHE、青木伸輔、伊勢直弘、森 うたう
竹下明子、槇由紀子、松島健市郎
高野ひろゆき、鷲見 亮、相澤一成
日野誠二、楠美聖寿、押田健史、半間 拓
大穂恭平、西辻正樹、大曽根敬大
次賀慎一郎、佐藤亜佑美、永峰あや、香 波

シェイクスピアの「マクベス」を題材に、マクベスを戦国時代の武将 松平弾正久秀に置き換えた、戦国シェイクスピア。しかし物語は、戦国の歴史からやや離れ、マクベスの筋立てに沿って進む。

勝ち戦のあと、主人公 久秀と友人が出会う3人の魔女。その予言どおりの新しい地位。予言にそそのかされて膨らんでいく野心。夫の野心を後押し…というより、夫を叱咤激励して主殺しを遂行させる妻 お艶。

もっとも、妻を朝倉家の出身として、主君が朝倉と手を切って織田につこうとしたことが主殺しを決断するきっかけになったり、野心を達成したあと、友人の子を養子にすると約束しながら、自分の子ができたことで、友人が邪魔になったり。その辺り、原作よりわかりやすくなってはいる。

舞台狭しと繰り広げられる殺陣やダンス。大人数でのアクションがなんとも贅沢。

第二幕の最初に繰り広げられる加納さんの舞。お菊の方を演じる植本さんの立ち回り。山下さんの無骨な武将ぶりと二刀流の太刀捌き。原川さんの飄々とした味わい。今回目当ての花組芝居の皆さんの活躍を満喫しつつ、物語は悲劇に向かっていく。

手にかけた者たちの幻を見る久秀。夢の中で手を洗い続けるお艶。艶が子を流産したというくだりが、いっそう悲劇を際立たせる。これも原作との違いだろうか。

そして、おなじみの『森が動かない限り、お前の軍は負けない』『女から産み落とされた者には殺されることはない』という予言。

森は動いた。しかし、もうひとつの予言については、説明されなかった気がするのだけれど……?

まあ、それはさておき。

終盤、青ざめたお艶の壮絶な狂気と、最初は誠実そうだった久秀の変貌と。原作の持つ雰囲気と戦国という時代は意外によく似合うように思えてきた。

第一弾ということは、このあともあるのかと思ったら、パンフレットによると次は来年3月に「ハムレット」を題材でやるんだそうな。ハムレットは、戦国武将でいうと誰になるんだろう?気になる。
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by kiki_002 | 2009-03-16 23:20 | 舞台 | Trackback | Comments(2)
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Commented by Meg at 2009-03-17 07:11 x
あっ!これも諸事情でいけなかったんですよ・・・(滝汗)
次回は「ハムレット」ですか・・・確かに戦国武将誰を持ってくるか興味ありますね
ちなみに座組みはまったく違うのですが、信長で「オテロ」は昨年(だったかな?)観ました
信長はBASARAと同じ相澤さん(ホンキートンクの柴田刑事さんですよ)で
はまり役と思ったんですが、今回いかがでした?(といってもあまり出てないと思うのですが)
Commented by kiki_002 at 2009-03-18 00:20
うわぁ、相澤一成さんって!あの柴田刑事役の方だったんですね。
言われてみれば……!

この舞台でも、織田信長がホントにピッタリで、素敵でしたよ♪

信長で「オテロ」って、面白そうですねぇ。それも観たかったなぁ。
だって、好きなんだもん!
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