「大正探偵怪奇譚」第参巻 縁
著者:揚羽千景
原作:松田 環
画:藤城 陽
出版社:徳間書店(徳間ディアル文庫)
発行:2009/4/10

いや、タイトルを書いているだけで、テンション上がってくる。なにしろ、この本の元となった舞台には、ひとかたならぬ思い入れがあるのだ。第壱巻と第弐巻が2月に出て以来、この第参巻を楽しみにしていた。

発行日は明日。でも念のために仕事帰りに書店をのぞくと、わぁ、出てる!平積みになった本の迫力ある表紙にときめきつつ、さっそく買って帰ってきた。

本の帯には、こう書いてある。

愛するものを
得るために
暴走する弟。
守るために
阻止する兄。

表紙には、まさにその兄と弟が闘っている様子が、ダイナミックに描かれている。

読み始めると、舞台のイメージを丁寧にふくらませた小説とイラストに、ますますテンションが上がってくる。思わず、ひと息に読んでしまった。

大正時代。銀座にある小さなカフェ。そこで、物憂げなマダムと可愛らしい女給と共に暮らしているのは、売れない小説家 丑三進ノ助。

奇妙な兵士たちとともに、この国の秩序を覆そうとする帝国陸軍第十四師団の紅蜘蛛少佐。

彼らの過去の因縁や愛憎が、音をたててこの国を揺るがしていく……。陰謀も戦いもただ、愛するものを得るため、そして愛するものを守るため。

この兄と弟のせつない物語は、わたしにとってはやはり大切なものなのだと、この本を読んで改めて思った。
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by kiki_002 | 2009-04-09 23:54 | | Trackback | Comments(0)
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