東京国立博物館「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」
3月末に始まったこの企画展。気になってはいたのだけれど、ようやく観に行くことができた。

阿修羅像を始めとする八部衆や十大弟子の像、薬王・薬上菩薩立像や四天王立像など、国宝・重文がこれでもかと並ぶ豪華ラインナップ。

展示は、第1章「興福寺創建と中金堂鎮壇具」、第2章「国宝 阿修羅とその世界」、第3章「中金堂再建と仏像」、第4章「バーチャルリアリティ(VR)シアター」という4つのブロックからなる構成で、一番の見どころはもちろん、第2章の「国宝 阿修羅とその世界」だろう。

第1章は、中金堂基壇から発見された1400点をこえる鎮壇具が展示されている。金・銀・真珠・水晶・琥珀・瑠璃・瑪瑙などで作られた各種製品と銅鏡、刀剣などは、時代を越えて美しい輝きを保っている。

第2章は、十大弟子や阿修羅像を始めとする八部衆の像を展示。若者から老人までそれぞれの特徴を持つ十大弟子。6本の腕や鳥の顔といった異形の姿を持つ八部衆。

八部衆は、どの像も若々しい少年の顔をしており、清冽な印象を与える。中でも、胸から下が失われている五部浄の像が何故か印象に残った。

阿修羅像は、ガラスケースにも入れず、目の前に置かれている。しかも、周囲に回り込めるよう展示されているため、左右の顔や後姿までじっくりと観ることができる。やや眉をひそめたその顔は、愁いを含んで美しい。

第3章は、四天王や薬王・薬上菩薩立像は、その大きさと迫力を間近で堪能することができる。ふたつの菩薩像の前に立って静かに見上げれば、思わず手を合わせたくなるような雰囲気が漂っていた。

第4章は再建される中金堂や阿修羅像を映像で見せている。

午前中は長い時間待たないと入場もできないようだけれど、夕方から夜にかけては空いているようだ。特に金・土・日・祝日は20時まで開館しているので、夕方入館しても、けっこうゆっくり観ることができる。オススメだと思う。

展示を観た後、展覧会の関連グッズやミュージアムグッズの売り場へ。阿修羅の描かれたTシャツや手拭い、クリアファイルや絵葉書、その他いろいろ置いてある中、聞き覚えのあるギターの音色とよく知っている特徴的な声が聴こえてきた。

あら~~、高見沢さんだわ(汗)。阿修羅ファンクラブ公式ソング CDシングル「愛の偶像(ラブ・アイドル)」だとのこと。あの声と麗しい写真のジャケットに惹かれて思わず手に取ったけれど、ジャケットのもう片面に描かれていたみうらじゅん氏の描く仏像のイラストと「諸行無常~~」と歌うその歌詞のシュールさにちょっと引いてしまった。いや、そういえばこれ、ソロアルバムには入ってたかも。


会期:2009年3月31日(火)-6月7日(日)
休館日:月曜日 ただし5月4日(月・祝)は開館
開館時間:午前9時30分~午後6時
(ただし金曜・土曜・日曜・祝・休日は午後8時まで開館。入館は閉館の30分前まで)
会場:東京国立博物館 平成館
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by kiki_002 | 2009-05-03 23:56 | 美術 | Trackback | Comments(0)
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