「ROOKIES-卒業-」
卒業、それは『さよなら』の季節。タイトルが示すように、ドラマから続くひとつの大きな流れが、この映画で終わりを迎えようとしている。その充足感に、抑えようとしても思わず涙が流れた。

          ※     ※     ※

数日前のブログに書いたとおり、いまさらながら「ルーキーズ」がマイブーム。……ってことで、火曜日にCSでの再放送を見終わった後、週末を待ってようやく映画を観に行くことができた。

夜から人に会う約束があったので、珍しく真昼間の映画館へ。土曜の昼間だからねぇ、家族連れや中高校生が大勢。残念ながら、時間がなくてポップコーンとコーラを買えないまま席に着く。


……ああ。映画が始まるとすぐに、その世界に引き込まれる。先日観終わったばかりのドラマと同様に、あの連中が間違いなくそこにいたから。ドラマ版を経て彼らの結束は既に固く、ひとくせもふたくせもありそうだった新入生も、しだいに彼らのペースに巻き込まれていく。

前に向かってまっすぐに進んで行く彼らは、もう後戻りはしない。回り道はしない。ひたすらに練習し、試合に向かっていくその様子は、学園ドラマ、不良少年もの、という当初の印象が薄くなって、しっかり野球映画だった。

しかし最後まで観たときに思った。この物語の中心は、野球の勝ち負けではない。あの先生と生徒たちの出会いこそが、一番大切なものだったのだと。

信じられる大人との出会い。それは彼らのこれからの人生を大きく変えていくだろう。彼らは先生から、努力の価値や諦めない勇気を学び、そして仲間との絆を強めていく。

そう、個性的なキャラクターがそろっていながら、彼らは素質や才能で勝ち進んだわけではないのだ。ただひたすらに夢に向かい、練習を重ねることで、自信と勇気を得ていった。

だからこそ、傷ついても、追い詰められても、諦めずに、ただ必死に白球を追い、走り、投げることができたのだろう。夢と仲間たちと、そして信じてくれる先生のために。

あまりにも、あまりにも真っ直ぐな青春映画。観ていると、彼らと共に素直な気持ちで泣かずにはいられない。そして、泣いた後でなんだか気分が高揚しているのがわかる、そういう映画だった。

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『ありがとう』というそのひと言を、輝いていた彼らに。
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by kiki_002 | 2009-06-13 23:58 | 映像 | Trackback | Comments(0)
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