「閑能会」
平成21年6月26日(金)16:30~、観世能楽堂にて。

舞囃子
「枕慈童」 高梨万里
「花月」 関根はな恵
「呉服」 関根祥丸
「玉鬘」 渡辺洋子


「籠太鼓」
シテ:長宗敦子、ワキ:野口敦弘、間:野村扇丞
大鼓:安福光雄、小鼓:観世豊純、笛:小野寺竜一

狂言
「清水」
シテ:野村万蔵、アド:野村扇丞

仕舞
「屋島」 関根祥人
「夕顔」 観世恭秀
「鉄輪」 関根祥六


「鞍馬天狗」
シテ:高梨良一、牛若:観世喜顕、花見:藤波重紀、藤波重光、花見:武田章志、
間:吉住講、山下浩一郎
大鼓:亀井実、小鼓:観世新九郎、太鼓:助川治、笛:寺井宏明

まず最初に舞囃子が4曲。最初から囃子方が登場して、にぎやかな雰囲気。鼓もいいが、今日はなんとなく太鼓の音に惹かれた。観やすいお席だったので、それぞれの型や足の運びをしっかり観ることができて勉強になった。

「籠太鼓」では、予習不足の割りにけっこう話の流れがつかめた気がする。いさかいで人を傷つけ、牢に入れられていた男が逃げてしまい、身代わりにその妻が捕えられる。夫をかばい、夫を慕って狂乱の態となった女が、時を告げるために太鼓を打ち鳴らす。それを哀れだ何某から、夫ともども赦されたとき、ようやく夫の居場所を女が語る。

打ちひしがれ、泣き、狂乱する女の哀れさと夫をかばう強さが印象に残る。

「清水」では、茶の湯のために水を汲みに行かされた太郎冠者が、それをイヤがって、鬼が出たと嘘をつき、水を汲まないで戻る。主が清水に行ってみようとすると、今度は太郎冠者が鬼の面をかけて主を脅すのだが……。

主従のとぼけた駆け引きが可笑しくて、気持ちよく笑える話だった。

仕舞は3曲とも見応えがあった。特に「屋島」は、教えていただいたことのある曲なので、いっそう興味深く拝見した。

「鞍馬天狗」は、白馬に乗ってやってくるアレじゃなく、鞍馬の山に住む大天狗が、牛若丸に兵法を授ける話。
花見にやってきた幼い子方がなんとも可愛らしく、前半に山伏の装束で登場したシテの眼光が鋭くて、なんとも迫力があった。

全体にわかりやすい内容で、予習が足りなかった割に楽しく観ることができたけれど、客席にはけっこう空席が多かったので、なんだかもったいないように思えた。
[PR]
by kiki_002 | 2009-06-27 23:57 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://kiki002.exblog.jp/tb/11404371
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
だって、好きなんだもん!
by kiki
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
ブログパーツ
検索
画像一覧