水木英昭プロデュースvol.8 『眠れぬ夜のサバイバル・パーティー~SO SOLDIER~』
平成21年8月14日(金)19:00~、全労済ホール/スペース・ゼロにて。

原作/松田環
脚本・演出/水木英昭
振付/PaniCrew:山本崇史×中野智行
出演/
白川侑二朗、稲葉貴子、佐伯太輔、寺尾由布樹
ひとし、大橋光、高橋花衣
相澤一成、原育美、水木英昭

岩切大介、中野真太郎、池原真一、林美帆、黒須美希

     ※     ※     ※

観てきてからもう1週間近くたつのに、いまごろ感想(汗)。今ならもう、ネタバレもOKだよね?きっと。

山で行われる3日間のサバイバル特殊実習訓練に参加する自衛隊員たち。その中の第28班の4人は、ある家族と出会う。民間人との接触は禁止されているのだけれど、奇妙な状況の中で協力し合ううちに、しだいにその家族と親しくなっていき……。

あ、なんだかやっぱりネタバレしない方がいいような気がしてきた。ストーリーはこのくらいにしておこう。

最初は、コメディだと思っていた。確かに笑える場面もたくさんあるのだけれど、ラストに近づくにつれてしだいに重い展開になり、緊迫感と切なさが増してくる。

もしかすると私は、コメディより悲劇に惹かれるのだろうか。昔はハッピーエンドが大好きだったはずなのに、なぜかこの重い展開が妙に印象的に感じられる。

第28班のメンバーは、冷静なリーダーの豪士、明るく調子いい、女好きの飛葉、豪士の恋人でしっかりもののサキ、子どもの頃に家族を亡くした寂しがり屋のアムロ。この4人のキャラクターが明確で魅力的。

第28班と行動を共にする家族。使命と女心の微妙な揺れ具合が見える奈津江。さまざまな表情とそこに隠された感情を繊細に見せる一樹と猛、そして、最初はバカボンパパみたいに見えた父 源一郎。この源一郎を演じる水木さんのトボけた味わいと終盤の凄味、そしてアクション。

ストーリーを補完するように、挟み込まれるダンスシーン。いやこれが、スゴかった。ダンス・アクロバット・ロボットダンス・ブレイクダンス・アクション、よくもあんなに動けるものだ。ああいうのを観ると、人間ってキレイな生き物だなぁと思う。

ダンスシーンばかりでなく、とにかくホントに皆さんよく動く。物語の見応えももちろん、アクションやダンスだけでも充分、観に行った甲斐があったと思う。

そして、ラストの写真。豪士とサキのささやかな夢を思い出すと、胸が痛む。陽気でC調だった飛葉の静かな表情が切ない。

1人残されたアムロの独白。彼はこれからどうするんだろう。新しい仲間、新しい家族と出会っても、きっと豪士たちのことは忘れないだろう。……そんな気がする。
[PR]
by kiki_002 | 2009-08-20 23:57 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://kiki002.exblog.jp/tb/11772961
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
だって、好きなんだもん!
by kiki
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
ブログパーツ
検索
画像一覧