Dotoo!「ヒミツはざわめく」
平成21年9月19日(土)19:00~、赤坂RED/THEATERにて。

作・演出/福田卓郎

出演/平川和宏、片平光、桜岡あつこ
前田剛(BQMAP)、井川千尋(アロッタファジャイナ)、坂本文子
沼田康弘、二村愛、初田せつ、森下いづみ
デ☆ら、青木拓也、片山裕亮
逸見宣明、白鳥一輝


死んだはずの同級生から届いた同窓会の知らせ、
埋めたタイムカプセルからは現在の皆を予言したノート、
整形手術で別人のようになった苛められっ子、
そして彼女を追って現れる危険な匂いのする男‥‥
東京だけど過疎な小笠原諸島のある島で、
今や廃校となった小学校の仲間達が、
過去の想い出と未来の秘密に向きあう物語。

あなたも彼らと一緒に心の闇を掘り起こしてみませんか?
(公式HPより)


この劇団を観るのは、3月の「鬼の如く、地獄の如く、恋の如く」に続いて2度目。前回の文豪コメディ(?)とはまたずいぶん趣が変わって、今回の作品はサスペンスミステリー。

過疎の島に集まった同窓生たち。タイムカプセルを探したり、思い出話に花が咲いたり。一見平和な情景のはずなのに、どこか緊張感が漂う。彼らは、いったい誰に呼ばれて集まったのか、死んでしまった同級生や行方不明の兄、そして過去の事件の思い出。それらにはどんなヒミツが隠れているのか。

冒頭、劇中の場面をフラッシュで見せる構成が洒落ている。そこでチラッと見せた場面のひとつに重なる2つの場面(ただしまったく意味合いが違う)の扱いがトリッキーで面白かった。

ミステリーとしては、それぞれの抱えるヒミツや謎がいくつか錯綜して、スッキリしきれないところもあったけれど、緊張感と笑いを織り交ぜて、最後まで引っ張っていくだけの魅力があった。

同窓生に紛れ込んできた、いかにも危険な雰囲気の男 郷田。これを演じる平川和宏さんの巧みさが際立つ。この方、前回は夏目漱石をやってたんじゃなかったっけ?今回は、凄味といやらしさのある悪党ぶりに眼を奪われた。

前作で妙に健康的な芥川龍之介を演じていた片平光さん。カッコいいお兄ちゃんタイプで学校で人気があったんじゃないかという感じの役ながら、やや屈折した思いもあったり。切羽詰った状況での緊張感のある芝居がよかった。

前田剛さんって、前にBQMAPで拝見したときは、ワイルドな英雄の役だったのに!!今回演じていた、KYで皆にうざったがられてしまうタイプの同級生役を観て、あのスサノオだとは気がつかなかったなぁ。あとで配役表を見て、ホントに驚いた。いやぁ、また違う役も観てみたい気がする。

亡くなった同級生と生前に出会ってたり、行方不明の兄を探していたり、謎を提示しつつ自分は最後まで、ヒミツに気づくことのない義人役の青木拓也さん。観客の目線に近い普通の感覚をきちんと示せるのは、貴重な資質かも。

過去に隠されたヒミツをまたそっとしまいこんで、日常に戻っていく彼ら。どこか甘酸っぱい印象が残るのは、同窓会というものの性格なのかもしれない。
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by kiki_002 | 2009-09-25 23:58 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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