観劇三昧
この週末は、久しぶりに続けて東京へ。

土曜日は、まずは渋谷へ。久しぶりに会う友人とハチ公前で待ち合わせ。あまりにもベタな場所だけれど、駅前だしシアターコクーンへ向かうんだから、ここが便利。

そう、コクーンで「十二人の怒れる男」を観るのだ。映画で有名なこのストーリーを、蜷川幸雄さんの演出と豪華なキャストでじっくり。

……の前に、その友人と腹ごしらえ。最初から一緒に飲むつもりできたので、ワインをグラスでもらう?それともデキャンタにしちゃう?と聞くと、迷わずデキャンタと答えるツワモノ(笑)。

芝居の方は、濃密で緊張感のあるセリフ劇。あまりにも誠実な男を演じる中井貴一さん。舞台で拝見するのは初めてだけれど、なかなか好みの声。西岡徳馬さんとのガチンコなやり取りは素晴らしかった。

カーテンコールでは、数人がスタンディングオベーション。自分も立ち上がろうか、一瞬迷いつつ、決断がつかなかった。

その友人と軽くお茶を飲んだ後、彼女と別れて、次は新宿へ。金曜日に引き続き、サザンシアターで「サツキマスの物語」。 回を重ねるごとに、愛すべき登場人物たちに、感情移入したりして、ますまう愛着のわいてくるようなどこか懐かしく優しい芝居。


……で、日曜日もまた東京で観劇。いいのか、こんなに出かけていて?という多少のやましさを抱えつつ、とりあえず新宿へ。

マチネは、劇団扉座『サツキマスの物語』千秋楽。厚木で1回、新宿で3回、計4回観たことになる。百鬼丸のとき1回しか観られなくて、とても残念だったこともあり、今回はけっこう気合の入った観劇体制。

千秋楽ということで、カーテンコールでは横内さんの挨拶。扉座は、再来年30周年を迎えるけれど、いまもまだアマゴのまま。 いつかサツキマスになることを目指していきたい、と。

さて、観終わった感慨も消えないうちに、三軒茶屋に移動。世田谷パブリックシアターで、待ちに待った『国盗人』の再演を観る。

2007年の初演を観たときには、あまりの衝撃に、ついつい神戸にも観に行ってしまった作品。

戦火を浴びたような能舞台。響き渡るセミの声。劇場に入ったとたん、以前の感動を思い出す。

リチャード3世を翻案したこの作品。生のお囃子が心地よく響く中、現代劇でもない、古典でもない、独特の節回しで、長い独白をする萬斎さん。

王座に着く際の客席を絡めた演出や終盤の理智門との掛け合いめいた部分の面白さ。

実の母から、戦場での死を予告される場面や夢で亡霊たちにうなされる場面では、悪党のはずの悪三郎が哀れで、観ていて胸が痛む。

初演と変わった部分もけっこうあるが、もちろん変わらない部分もあって、どっしりとした充足感のある芝居だった。

他に何もしない、観劇ばかりの週末。

いやホント、月曜日から仕事も家事もマジメにやらないと、たぶん……バチが当たります。
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by kiki_002 | 2009-12-06 23:58 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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