DMF vol.8 「イマーゴメモリ~imagoMemory」
平成22年12月19日19:00~、新宿スペース107にて。

作・演出/宮城陽亮

出演/
主人公 細羽蒼真:
Redバージョン・松崎史也 (AFRO13)       
Blueバージョン・高城元気 (アイムエンタープライズ) 

汐崎アイル (ギグマネジメントジャパン)
浦えりか (ファインモーション)
柴木丈瑠 (スピカエージェンシー)
山本卓 (エレキ隊/AFRO13)
NAO-G (G-S.A.C.)
水野愛日 (カレイドスコープ)
笠原あきら
那須野恵 (北区つかこうへい劇団)
芹澤良 (進戯団 夢命クラシックス/G-S.A.C.)
犬伏雄一 (エーライツ)
高山智恵美 (フォーシーズン) 
程嶋しづマ (ケッケコーポレーション)

★DMF★
佐藤修幸、中村麗香
中野裕理、福地慎太郎
大橋麻美、狩谷孔聖
望月祐治、狩野恵理香
Red:松木わかは、片桐俊次
Blue:角谷裕作、森下理沙


さて、この劇団は今回の作品が初めて。しかも、3部作の完結編となれば、なおさらややアウェイな感じ。でもまあ、こういうSFっぽい設定ってけっこう好きだし、とりあえず楽しみに観に行った。

で、物語は。

ラーバルメモリ(血液を流れる記憶装置)を持つ少年 細羽蒼真(ソウマ)と1年ごとに記憶を失ってしまう少女 妃乃(ヒメノ)のラブストーリー。

舞台はAD2053年、関東大震災から20年後の東京。アルセーヌ・ルパンや二十面相のような「怪盗」が多発し、「怪党(カイトウ)」と呼ばれ、スラム化した「アリ塚」と呼ばれる貧民街などに潜伏していた。

前作・前々作を観ていないため、こういう設定や人間関係の把握にやや時間がかかったけれど、前説から冒頭の回想シーンあたりで、物語の世界観をわかりやすく示してくれたため、とりあえずストーリーについていくことができた。

とにかく、たくさん登場する「怪党」が、それぞれ個性的なコスチュームとアクションでカッコいい。特に、怪党セセリと元相棒のクロノのレゲエな感じ(?)が印象に残った。

でも、ストーリーはけっこう切なくて。主人公ソウマとその父や母のかつての思い。記憶をね、完全に再現できるってことは、ずいぶんとつらいことなんじゃないかな、って思ったり。

そして、表層の記憶の下に潜むのは本当の自分なのか?過去の自分を取り戻すとき、いまの自分はどうなるのか?

これがねぇ、せつないの。いまはカリンという名で、与えられた記憶の上で生きているヒメノ。ヒメノが自分を取り戻すとき、カリンの今の自我はどうなるのか。彼女の特殊な力を消すとき、彼女の中で失われるものは何か。そして、ソウマはどう決断するのか。

それから、深山壮が、敵のボス(?)古井このみに対して抱く特別な感情。過去の贖罪とそれ以上の思いと。この辺りの流れも印象的だった。

美男美女がたくさん登場して、アクションとダンスがあって、ハラハラするようなサスペンスフルな展開で、せつない恋があって、ときどき笑いもあって。

そういえば、怪党(狩り)モンジロウが「オレには関係ないことだ」って言うたびに、笑いそうになったけれど、若い方は元ネタをご存じないかも。

それと、思い詰めたような登場人物が多い中で、モンキ…細羽門起の飄々としたキャラクターが、独特の雰囲気をかもし出していて、観ていて安心感があった。

でもまあ、やっぱり1作目から観ていればよかったな、と思わないわけにはいかない。あるいは、このストーリーを、画力のある方がマンガで書いてくれたら、読んでみたいなぁ……という気がした。
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by kiki_002 | 2009-12-21 23:57 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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