劇団 野良犬弾 第5回本公演『パンクな奴らは蕎麦を打つ!』
平成22年2月13日19:00~、新宿シアター・ミラクルにて。

作・演出/入江悠

出演/高原知秀、佐藤良洋、益成竜也、神代宏人、増田久美子、小島竜太、斉木隆行、宇岬夏美

ストーリー

パンクロッカー達は控え室で「蕎麦を打つ。」
どうやらゼロから蕎麦粉で作っているようだ。
ステージではもうライブが始まりそうだ。
それでもパンクな奴らは「蕎麦を打つ。」
なんで・・・?どうして・・・?
果たして蕎麦は完成するのか?
映画「SR サイタマノラッパー」で絶賛された映画監督・入江悠
が送る不思議なパンクコメディの世界が幕を開ける。(劇団公式HPより)


さて、この劇団は初見。新宿のとあるビルの中にある小さな劇場にはパイプ椅子が並んでいる。初めての劇団だというのに、遠慮なく最前列に座って開演を待つ。

どうやらライブハウスの控え室。壁にはギッシリと、今日のライブやこれまでライブをやったバンドなどのチラシ、各種注意書きなどが貼ってある。

舞台中央には重そうな台がひとつ。どうやら、ここで蕎麦を打つらしい。……蕎麦?ライブハウスの控え室で?

まず登場するのは3人組の若いパンクバンド。今日はここで3つのバンドが演奏する、その2番目。続いてやってきたのは、今日のトリとなっている長宗我部というバンド。強がりを言ってはいるが、実は売れないまま今日のライブを最後に解散することになっているらしい。

そんな中、なぜか控え室で蕎麦打ちを始める長宗我部のメンバーたち。慣れているらしく手際のいい作業ぶり。

そして、長宗我部のメンバーのひとりが遅れてやってくる辺りから物語が動き出す。蕎麦を打っていた理由。トラブルで蕎麦がつぶされてしまい……。


公演中に舞台上で実際に蕎麦を打つ、というひとつのアイディア……というかひとつの仕掛けだけで、ほぼ全編押し通すその勢い。

蕎麦を打つ理由を中心に語られる夢と現実のギャップがせつないのも、蕎麦を打つ様子をガッチリと見せられるだけのモノにした出演者の皆さんの努力のたまものかも。

ライブの開始時間が迫る中、蕎麦を打ち直す彼らの気迫に、ついついラストまで真剣に見入ってしまう。

見かけによらず気の小さいアナーキー山田を演じた高原知秀さん、冷静に現実を見つめながらも、熱い思いを持つインモラル高嶋役の佐藤良洋さんが印象に残った。

語られる内容はベタと言ってもいいくらいなのだけれど、舞台上で実際に粉から蕎麦を打つという試みが、この舞台をインパクトのあるものにしたように思う。
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by kiki_002 | 2010-02-14 23:45 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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