劇団競泳水着第十二回公演『そして彼女はいなくなった』
平成22年2月20日(土)14:30~、サンモールスタジオにて。

脚本・演出/上野友之

出演/
川村紗也
細野今日子
(以上、劇団競泳水着)

東谷英人
荒井志郎
伊坂沢(東京タンバリン)
岡田あがさ
高見靖二(チャリT企画)
辻沢綾香(双数姉妹)
永山智啓(elePHANTMoon)
堀川炎(世田谷シルク)
松崎みゆき(犬と串)
村上誠基(柿喰う客)


運命の出逢いか、事件の始まりか―。

真冬のある夜、東京で無名の女優が失踪する。
彼女を探す者、秘密を握る者、浮かび上がる人間関係。

彼女はどこにいるのか。
嘘をついているのは誰か。
明かされていく真実の先にあるのは、幸福か悲劇か。

劇団競泳水着、2010年第一弾、9ヶ月ぶりの本公演は、
いつもとは全く違った顔で挑む、渾身の恋愛ミステリー。

―あなたは、自分の隣にいる人がどんな人なのか、本当に知っていますか?
(劇団HPより)


※ ミステリー作品ですが、公演日程が終了しているので、以下はネタバレありの感想です。

もうねぇ、自分辺りが感想書かなくたって、「CoRich舞台芸術!」にもたくさんの『観てきた!』コメントが寄せられてるし、ちょっと検索すればきっといろんな人がこの舞台について書いてるだろう。

まあそういう話題性に富む、面白い芝居だってことは間違いない。何しろ、あの競泳水着がミステリー。恋愛ドラマじゃなく?それだけで面白そうだと思うでしょ?

観始めると手法そのものはこれまで観た作品と大きく変わらないようだ。時間と場所を移しながら、積み重ねられるいくつもの場面。ときに繰り返し、ときに重なりながら。

感情の機微を繊細に拾い上げる会話や表情。男と女。女と男。出逢い、すれ違い、その中でしだいに明らかになる人間関係。過去のしがらみ、未来への不安。

観ているうちに、しだいに物語に引き込まれていく。

消えた女。彼女のいたいくつもの場面。彼女に関するいくつもの会話。どこへ行ったのか。誰がそれを知っているのか。怪しく見える何人かの女や男。そして、いくつもの伏線。たとえばハサミ。

そうしていくうちに物語はしだいにひとつの方向へ進み、そしてラスト。いやあ、予想できなかった。そうかぁ、そうだったの、そうだったんだ。

よく考えられ緻密に組み立てられた舞台。すれ違う思いの哀しさや人を愛することの不安が心に残る。観終わって不思議な充足感を感じながら、劇場を出た。
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by kiki_002 | 2010-02-22 00:42 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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