椿版「天保十ニ年のシェイクスピア」
平成22年7月19日(月・祝)19:00~、新宿花園神社境内特設ステージにて。

椿組2010年夏・花園神社野外劇!
椿版 「天保十ニ年のシェイクスピア」

作/井上ひさし 
構成・演出/西沢栄治(JAM SEESSION)
プロデューサー/外波山文明

出演/
山本亨、丸山厚人、恒松敦巳、田渕正博、木下藤次郎 
李峰仙、加藤忍、江間直子(無名塾)、長嶺安奈

犬飼淳治(扉座)、伊藤新(ダミアン)、芹沢秀明、伊原農(ハイリンド)、平塚真介 
塚本淳也、鈴木幸二、山口森広、鳥越勇作、宮本翔太、趙徳安

岡村多加江、内山奈々(チャリT企画)、帯金ゆかり(北京蝶々)、和泉歩、浜野まどか、今井夢子

山森大輔(文学座)、石川ゆうや、水谷悟、仲田敬治 
倭文俊、大須賀隼人、清水修平、影山翔一 
  
β(WAHAHA本舗)、佐藤亜佑美、磯見美麦之、トン子 
瀬山英里子(渋谷ハチ公前)、増田あゆみ、槌谷絵図芽、高安智実(M.M.P)、岡田さやか 
徳留香織、根岸つかさ(劇団AUN)、河原杏子、福谷セイジ

水野あや、辻親八、下元史朗、外波山文明


いやあ~~、何これ?こんな面白いこと、毎年やってたの?……観終わって、最初に思ったのはそのことだった。

神社の境内に作られたテント。ステージはむき出しの地面。そこに、50人余りのキャストがずらりと並ぶオープニングは、それだけでワクワクしてくる。

シェイクスピアのさまざまな戯曲を、井上ひさしさんが縦横無尽に切り刻み、組み直し、ひとつの波乱万丈の物語とした『天保十二年のシェイクスピア』。

ときおり車の音が聴こえ、テントの隙間から空が見える空間で、歌や踊りを交えて語られる物語。

三世次や幕兵衛、ボロ安の娘 おふゆ、など役名を見ただけで「ああ、あの話!」と思ったりするのだけれど、ぞれも実は一筋縄ではいかなくて。

リチャード三世かと思えばイアーゴであったり、マクベスであったり。マクベスかと思えば、オセローであったり。ハムレットかと思えばロミオであったり。あの名セリフ、あの名場面が次から次へと現れ、しかし予想もしない展開へとつながっていく。

そして、クライマックスでは!追い詰められる三世次の向こうでテントが崩れ落ち、テントの外から群集が駆け込んでくるのだ!!いやあもう、ビックリした。

あがきながらも、三世次がとうとう自分の命運を知る場面では、反逆の意志をこめてテントの外で踊り続ける人の輪ができていたり。

本当に、お芝居って、なんて面白いんだろう?

冷房もないテントの中に、隣と肩がふれるほど詰め込まれて観るこの芝居。そんな状況など忘れて、私はきっとあんぐりと口を開けて観ていたに違いない。

そのくらいインパクトがあった。

拭っても拭っても汗をかく暑さの中、演じる方には過酷な現場だろう。崩れ落ちたテントを毎日また組み直すのだって容易ではあるまい。

それでも、演じる側の方ならきっと、あそこに自分も立ちたいと思うのではないだろうか。

祝祭めいた高揚を感じ、離れ難い気持ちを感じながら、電車の時間を気にしつつ、その場所を後にした。

気がつけば、風邪気味で熱もあったはずなのに、なぜか妙に足取りが軽い。神社の清浄な気が、病を取り除いてくれたのだろうか?境内に行ったのに、お参りさえしない罰当たりな自分なのだけれど。

それとも、あの芝居のパワーが、風邪など吹き飛ばしてくれたのだろうか。

本当に、お芝居ってなんて面白いんだろう?繰り返しそんなことを思いながら、家に帰った。
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by kiki_002 | 2010-07-29 00:27 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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