ハヤカワ文庫JA「あなたの魂に安らぎあれ」
著者:神林長平
出版社:早川書房
発行:1986/03

地上にはアンドロイド。
地下には人間の住む世界。

アンドロイドがエネルギーや食物やその他あらゆるものを作り、
人間はそれを消費する世界。

地上の光線は人間には有害で、地下で暮らすしかないのだが。
閉塞感、違和感、なぜ生きるのか、という根源的な問いが人々を覆う。

一方のアンドロイドにも蔓延する終末思想。

過去を夢で観る者。未来を知る者。

少年の目線、父親の目線、その他の登場人物の目線が、重なり合っていく。
サイバーパンクかと見紛う要素もありつつ、独自の世界観が魅力的な名作SF。

ラストで、地上を満たしていく小動物たちのイメージが美しい。
ある意味残酷な結末とも思えるのだけれど、
その美しさがSFの醍醐味っていう部分もあるなぁ、と思わざるを得ない。
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by kiki_002 | 2013-07-29 01:37 | | Trackback | Comments(0)
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