せりふの時代
「せりふの時代」という雑誌を買った。
季刊の戯曲雑誌で、本屋で見かけたことはあったが買うのは初めてだ。

鈴木聡氏の『妻の家族』など、気になっていた舞台の戯曲や、
鴻上尚史氏の新劇団旗揚げについてのインタビューなど面白そうな記事はいくつもあるが、
目当ては「公共劇場のこれから」という特集。

地方に住んでいると、近くの劇場やホールといえばほとんどが公立施設だ。
たとえば、来週行く予定の「松竹大歌舞伎」は県立のホールだし、
先日話題にした月末の能の公演は市立の文化会館だ。

個人的な印象では、最近は地方の市立のホールが面白い。
有名なところでは松本市や新潟市のホールの活動はよく目にするし、
県内でも、音楽の専門家を館長に招いて、
独自の自主事業をいろいろとやっているホールがある。

……と、もっともらしいことを言ったが、
実を言えば、いまとても気になっている野村萬斎氏のコメントが載っているので
つい買ってしまった、というのが本音だ。

串田和美氏と松本小四郎氏、そして萬斎氏の鼎談である。
3人とも区や市の公共ホールの芸術監督をなさっているのだ。

3人の中では、萬斎さんが飛びぬけて若い。
けれどある意味一番劇場を知っているのは彼だろう。
なにしろ3歳から舞台に立っているのだ。

芸術監督という呼び方は同じでも、役割はその劇場によって違う。
たとえば、松本氏はプログラムやスケジュールの調整もするし、
予算を自分で組んでいたこともあるそうだ。

萬斎さんはそういう細かいマネジメント的なことはなさらないだろう。
ただ第一線の舞台芸術の創り手として、
世田谷パブリックシアターの方向性を示すのが彼の役割なのだと思う。

公立ホールと伝統芸能は相性がいい。
公的な施設として教育や教養を担う必要も持たざるを得ないから。

で、この記事の中の萬斎さんの写真がすごく素敵なのだ(笑)
白黒で1枚きりなのが残念だけれど。
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by kiki_002 | 2007-07-13 03:29 | | Trackback | Comments(0)
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