「大正探偵怪奇譚 ~第参夜~ 縁」(DVD)
劇団「しゅうくりー夢」からDVDが届いた。

このところすっかり萬斎さんのことばかりで、他のことが目に入らないような日が続いていたのだけれど、届いたDVDを見て思い出した。
今年の前半は、この舞台に夢中だったのだ。

今年の2月、シアターVアカサカで上演された「大正探偵怪奇譚 ~第参夜~ 縁」、2006年の春に始まった3部作の完結編である。

作・演出/松田環

出演/丑三進ノ助:横井伸明、紅蜘蛛 戒:島田朋尚、
ニ俣川たま子:宮田彩子、九尾:松田環、鶯谷伝兵衛:家入賢仁、碑文谷廻:篠崎たかし
迷企羅:藤波瞬平、珊底羅:市来光弘、伐折羅:興松克之、魔虎羅:山本育子
小石川防人:原田 治、乃木坂花代:浅川薫理、晴海:柳澤奈津希、豊洲:岩井はるみ

大正時代、売れない怪奇小説家として暮らす主人公、丑三進ノ助。
実は人ではなく鬼である彼の活躍と、彼をめぐる人々や彼の過去を描く物語。

主人公である丑三進ノ助(夜叉丸)を軸に、第弐夜では主として千歳という可憐な少女との、第壱夜では強くて優しい女性、椿と進ノ助の母である茨木との、第参夜では弟の紅蜘蛛戒(地獄丸)との愛憎が描かれている。

特に、弟である紅蜘蛛戒こと地獄丸とは、第弐夜の対立から始まり、第壱夜では対立の発端となる過去が、第参夜では二人の間の決着が描かれる。対立の中に愛情があり、それでも戦わざるを得ないこの兄弟の悲劇が3部作の中心となっている。

主人公を演じる横井さんは、身体能力が高く、動きがとても絵になる方。
しかも声がいい。口跡がいいと言うのだろうか、どんなときもセリフがきちんと届いてくる。

そして、この第参夜で印象的なのは、主人公の弟、地獄丸を演じていた島田さんだ。
人恋しさに罪を重ねる悲しい鬼を美しく演じていらして、本当に印象的だった。

この劇団の舞台は常にそうなのだが、キャラクターがみな個性的で、魅力的に描かれている。
観終わったとき、すべての登場人物がいとしく感じられる物語だと思う。

またDISK2には、この劇団初のトークショーが収録されている。
意外にシャイな役者さんたちの、劇中とトークショーの落差は一見の価値がある。
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by kiki_002 | 2007-08-03 23:35 | 映像 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 向日葵 at 2007-08-08 00:49 x
10日にはじめて舞台を見に行きます。楽しみです!
Commented by kiki_002 at 2007-08-08 03:49
今度の「Guard of PRINCESS」は、またテイストの違う作品になりそうで、わたしも楽しみです。
だって、好きなんだもん!
by kiki
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