観世流仕舞入門 4回目
仕舞の4回目のお稽古について。

まずは謡(うたい)。今回は、ちょっと丁寧に謡の発声について。

どうやら謡の時に出す声は、遠くへ向けて発するような声ではないらしい。こちらへ引き戻すような声と、何度か教えていただいている。

性格の基本が体育会系なので、一生懸命声を出そうとすると、どうも体育館の向こう側にまで届かせるようなでかい声を出してしまいがちなのだが、聴いていると、先生の声の出し方は確かに違う。少しでも似た発声をしようと真剣に聴いているのだけれど、いまひとつどうしたらいいのかわからない。

わからないのだがまあそれは置いておいて、とりあえず仕舞の練習に移る。

一週間前に能楽堂でしっかり(?)鑑賞してきたためか、今回初めて三間四方の能舞台上での位置を意識することができた。もちろん、これまではそんなことを考える余裕などなかったのだけれど。先生が斜め前方の鏡を指して、「ちょうど、あの辺りの席だったでしょう?」とおっしゃるのを聞いて、いま自分の教えていただいている動きは、見所(客席)から見上げていたあの能舞台の上を想定すべきものなのだということにようやく気がつく。

カルチャースクールでの講座なので、練習場も特に能舞台の設定などないのだけれど、言われてみれば、テキストの示す動きも、先生のお言葉の中にも、この一連の舞が三間四方の中でイメージされるべきものなのだということを感じられる。そうか、こうやって右前方に進めばその先に角柱(すみばしら)があるのだ、などという当たり前のハズのことが、こんなにも新鮮に思える。

笑われそうなくらい初歩的なことだけれど、自分のやっていることが、先日のあの舞台上での仕舞や能と同じ種類のことなのだということをやっと実感したからだろう、なんだか少し感動した。

おかげで少し気合が入ったようだ。珍しく帰ってから、さっそく復習をしてみた。とはいえ、復習というほど覚えてないところが情けないのだけれど。
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by kiki_002 | 2007-09-17 23:08 | 習い事など | Trackback | Comments(2)
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Commented by 向日葵 at 2007-09-19 23:03 x
引き戻すような声って!?謎です。
シラノの主人公を演じた役者さんも、古典(歌舞伎)の方でしたが、後ろ向きになっても声が響いてました。あれも引き戻す声なのでしょうか!?
Commented by kiki_002 at 2007-09-20 23:05
わたしにも、謎です(笑)。
歌舞伎役者さんの発声は、また違うような気がするのですが、正直よくわかりません。
稽古を重ねれば、わかるようになるのでしょうか……。なるといいなぁ。
だって、好きなんだもん!
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