ローズマリ・サトクリフのこと
どうやら、『第九軍団のワシ』が映画化されるらしい。

『第九軍団のワシ』というのは、イギリスの歴史小説・ファンタジー小説家、ローズマリー・サトクリフ(Rosemary Sutcliff、1920年-1992年)の作品で、紀元2世紀頃ローマの支配下にあったブリテン島を舞台にした児童向けの歴史小説だ。

彼女の作品には、ケルト神話やギリシア神話を元にしたもの、ケルトの民族やイングランド地方の話などが多い。独特の力強さを感じさせる小説で、とてもとても好きな作家だ。

たとえば、これまで読んだ本の中で好きな本を1冊だけ選べと言われたら、わたしが選ぶのは、サトクリフの『王のしるし』だと思う。

その本を初めて読んだのは、12歳の夏。小学校の図書室で学校司書のお姉さんに勧められて読んだように記憶している。それ以来、ずいぶん長い年月が過ぎ、多くの本と出会ってきたというのに、いまだにこの本を超えるほど好きな本はない。

『王のしるし』だけではく、『運命の騎士』や『太陽の戦士』など、当時の自分とそう変わらない年齢の少年が主人公になっているものも、夢中で読んだ。それから、もちろん『第九軍団のワシ』や『ともしびをかかげて』などのローマン・ブリテンものも。

映画化といえば、『指輪物語』も『ゲド戦記』もずいぶんと話題になったものだが、この『第九軍団のワシ』も、けっしてそれらに引けをとらないだけの力のある物語なので、どんなふうに映画化されるのか、楽しみだ。

そしてこれを機に、長いこと品切れになっているサトクリフの本が重版されるか、あるいは『第九軍団のワシ』のように、岩波少年文庫へ入って、手軽に読めるようになるといいなぁ、と思う。
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by kiki_002 | 2007-09-30 22:15 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by kiko at 2007-10-01 20:02 x
[小倉」「たこ焼き」・・とすっかり食欲の秋到来!ですね。我が家でも近くのデパートに入っている「十勝大名」を買ってくる季節となりました(笑)甘いものは脳にも良いようですね。ダイエットも気になりますが、精神の安定もたいせつですものね。KIKIさんはお子様の頃から沢山よい本を読んでいらっしゃいますね~!それが映画化されるのは楽しみですね。イメージを壊さずよりよく出来上がるといいですね。娘も先日、好きな物語を映画化しようとがんばったのですがなかなか世代の違う上司には理解してもらえず、他社に取られてしまいくやしがっていました。今、上司も良さに分かったようですが・・・。「ケルト神話」もよく読んでいましたので娘にも話してみます。他に「こんなのが映画になるといいな~」という本ありますか?
Commented by kiki_002 at 2007-10-02 00:37
そうなんです~。なんとなく食べ物の記事が続いてます。kikoさまのおっしゃるとおり、食欲の秋、ということなんでしょうか。
読書の秋、ともいいますが、本は一年中欠かせません。特にファンタジー好きは子どものころから変わらないようです。
映画化が決まった『第九軍団のワシ』もいいのですが、個人的にイチオシの『王のしるし』は、ドラマティックで、旅あり、戦いあり、友情や恋もあって、宮崎監督がアニメ化してくれたら……、など夢想したりします。
Commented by Amelie at 2007-10-07 22:46 x
サトクリフ、懐かしい名前です。緻密に設計された歴史小説、児童文学の枠を超えた硬派な翻訳文。翻訳の文体が好きです。
Commented by kiki_002 at 2007-10-08 00:10
Amelieさま
サトクリフ、ご存知でしたか!うれしいです♪もうねぇ、ホント大好きなんです。
猪熊葉子さんの訳もいいですよね。
だって、好きなんだもん!
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