梅若研能会『橘香会』
平成19年10月20日(土)13:30~17:05、国立能楽堂にて鑑賞。

連吟「山姥 キリ」

仕舞「定家」 青木一郎
仕舞「藤戸」 中村裕

舞囃子「松風」
梅若久紀
笛:成田寛人、小鼓:船戸昭弘、大鼓:原岡一之

舞囃子「鷺」
梅若万佐晴
笛:一噌庸二、小鼓:鵜澤洋太郎、大鼓:内田輝幸、太鼓:助川治

狂言「宗論」
浄土僧:野村萬斎、法華僧:石田幸雄、宿屋:月崎晴夫

仕舞「実盛 キリ」 観世銕之丞

能「卒都婆小町 彩色」
シテ:梅若万三郎、ワキ:宝生閑
笛:一噌仙幸、小鼓:幸清次郎、大鼓:亀井忠雄
主後見:観世銕之丞、地頭:浅井文義

まあ、だいたいお察しいただいているとおり、萬斎さんを中心に(?)お能と狂言を観てまいりました。国立能楽堂は初めてでしたが、最近訪れたいくつかの能楽堂よりやや広く感じました。噂に聞いていた座席ごとの字幕システムは主催公演に限られるようで、今回は残念ながら実際に使われているのを見ることはできませんでした。

連吟、仕舞、舞囃子とだんだん舞台が華やかになってきて、特に舞囃子は女の情念を描く「松風」と帝と白鷺の交流を描いた「鷺」(白鷺の絵の扇が素敵でした)と対照的でなかなか面白かったです。

それから「宗論」。旅の途中で出会った浄土僧と法華僧。宗派同士が犬猿の仲なので、相手をやり過ごそうとする法華僧。相手をからかってやろうとする浄土僧。萬斎さんのいたずらっぽい表情がなんともいえません。

どちらも譲らず、自分の宗派に相手を引き込もうと議論を戦わせますが決着がつかず、朝になって勤行を始めると、お互いに張り合ってテンションが上がってしまい、いつのまにか相手の経文を唱えてしまうと言うお話。

いやあ、笑った笑った。それぞれの人物の書き分けが面白く、オチの瞬間は会場中が爆笑となりました。

また仕舞をはさんで、最後は「卒塔婆小町」。

今回は予習が足らず、少々長く感じてしまいました。途中やや眠くなったりしながら観ていたのですが、老いた小町に深草少将が乗り移る辺りでしっかり目が覚めました。秋らしい色の装束が美しく、心に残る所作もいくつかありましたが、正直もう少し予習していけばよかったと反省しました。

話は変わりますが、今日はお出かけに浮かれて、NHK BSハイビジョンで放送予定だったノーカット版「国盗人」の録画予約をしていくのをすっかり忘れてしまいました。昨日まで確かに覚えていたのに……。がっかりです。仕方がないので、DVDが発売されるのを期待して待つことにします。

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by kiki_002 | 2007-10-20 23:46 | 舞台 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 向日葵 at 2007-10-22 21:41 x
臨場感あふれるルポですね。装束も秋の彩り、能楽堂で秋を感じるとはお洒落ですね。
Commented by kiki_002 at 2007-10-22 22:54
和のものは、季節感が大切なのですね。見所もお着物の方が大勢いらっしゃって、とてもシックでした。
だって、好きなんだもん!
by kiki
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