柿喰う客 第12回公演『サバンナの掟』(再々演)
平成20年1月5日(土)19:30~、シアタートラムにて。

作・演出/中屋敷法仁

出演/高木エルム、七味まゆ味、コロ、本郷剛史、玉置玲央、深谷由梨香(以上、柿喰う客)

石橋宙男、大森茉利子、伊藤淳二、村上誠基、石黒淳士、
本田けい、加藤槙梨子、浅見臣樹、冨樫雅人、伊佐美由紀、
小西綾香、矢鋪あい、田畑諭、相沢美紀、出来本泰史、太田望海、

岡田あがさ(空間ゼリー)、金子優子(ひょっとこ乱舞)、
扇田森也(Mrs.fictions)、須貝英(箱庭円舞曲)、
千葉おもちゃ(マリッヂ・ブルー)、武藤心平(7%竹)、丸山彩智恵(劇団アルターエゴ) 

堀越涼(花組芝居)

この劇団の舞台を観るのは、これが3回目。なんとなく今、キてるっていうか、病みつきになるっていうか。諸手を挙げて大好き、っていうのとは少し違う気がするが、たとえば虫歯でうずく歯を、痛いとわかってるのに舌先で探ってしまうように、気になって目が離せない。(わかりにくい言い方で申し訳ない)

今回も大人数のキャストをそれぞれ印象的な役柄で動かし、早いテンポで人が出入りし、物語を見せていくその手腕。こういうところはとても好きだ。

しかし、物語が終盤に向かうあたりで、やや展開に気持ちがついていけなくなる。え~、そんなに……という感じで。そういえば、前に観た2作も、怒涛の勢いとテンションの高さに惹きつけられながら、ラストで少し距離を置いてしまう感じがしたが。

と、思っていたら今回は、物語の最後の最後でグッときてしまった。
「痛い純愛」とでも言うのだろうか、ピュアな雰囲気で物語が締めくくられる。そして、そのピュアさは深谷由梨香さんの演じた女子高生の存在感に大きく依存している気がする。『傷は浅いぞ』の崖っぷちアイドル役も見事だったが、今回は芯の強さを感じさせる綺麗さが印象に残った。

その他、キャストの中で今回印象的だったのは、『性癖優秀』の時にも出演されていた、花組芝居の堀越涼さん。登場した瞬間から、その怪しい壊れ具合に目が釘付けになる。いやでも、あのカッターのシーンは演じていて危なくないんだろうか?怪我などされませんように。

それから、『傷は浅いぞ』ではややおとなしく感じた玉置玲央さん。今回は充分、インパクト大。この役はもうなんていうか、目をそらしたいのにそらせない感じ?(わかりにくいけど、ほめてるつもり…)

コロさん、この人は潔癖な感じがとてもカッコいい。今回の役も凛々しい雰囲気に合っていて、当て書きかな?と思ったら、この前再演されたときは別の役だったそうだ。そう言われると、ちょっと別バージョンも観てみたくなってしまう。

七味まゆ味さんは、舞台のたびにまったく違う雰囲気で驚かされる。今回の役は、いかにもケンカの強そうな、でもちょっと単純で人のいい感じの女子高校生役が可愛かった。周りの人には見えない幽霊が、彼女だけには見えてしまう感じも面白かった。

この公演は、土曜ソワレ、日曜のマチネとソワレという3回だけの上演なので、あっという間にチケットが売り切れたらしい。この劇団がキてるのは、私にとってだけではないようだ。いつも言うようだが、観るたびに劇団としての勢いが感じられて、今後の展開が楽しみだ。
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by kiki_002 | 2008-01-06 02:27 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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