しゅうくりー夢 Vol.44「女探偵冴羽優羽 ~ Case File : 天使 ~」
楽しみにしていたしゅうくりー夢の2月公演は全日程が終了し、劇団の公式HPのトップページにはカーテンコールのときの劇団員さんの写真に「今公演は終了しました。どうもありがとうございました。夏には下北沢でお会いしましょう」とメッセージが。

ということで、今度はネタばれありの感想を。

「女探偵冴羽優羽 ~ Case File : 天使 ~」
子持ち 酒好き 無駄に巨乳 かに座 B型 今年厄年

作・演出/松田環

出演/
冴羽優羽:松田環、真白木永久:横井伸明、冴羽裕:宮田彩子、城間恵:島田朋尚

桐矢由仁:市来光弘、黛留加:藤波瞬平

天清:家入賢仁、持:青木拓也、橋:堂屋将之
星浩二:黒川英和、嶋:皆葉裕之、山:吉田順充、比野:原澤希、上:宇良雅裕、

神崎大輔:原田治、氷山薫子:山本育子

澄子:岩井はるみ、ヨーコ:鈴木香織

あ、書いててやっと気がついた。月星会チームの役名って、曜日くくりなのね?耳で聞いてたときはわからなかったけど、こうして見ると一目瞭然。遊んでるなぁ~。

その月星会チーム、予想以上にキャラが立っていて、正直言って前作よりも若手が楽しそうに見えた。特に水上役(坊主頭・腹巻)の彼は、いい味出してたなぁ。それと若頭の火持、ピシッと決めたスーツと、90度にお辞儀をする様子が印象的だった。

刑事チームは、ギャグを飛ばしまくる神崎とマジメな氷山のコントラストが絶妙。

澄子ママとヨーコちゃんもいいコンビ。澄ちゃんのお掃除姿とママぶりの落差もなかなか。

コンビといえば、今回は由仁と留加の2人がやはり印象的だった。無垢な笑顔でキャラメルを頬張る留加。やわらかな物腰に剣呑なプライドの高さがにじみ出る由仁。この2人が、雨の夜、何人ものヤクザを叩きのめしたヤクザ狩りの犯人だった。

ある夜、月星会の組長代行天清に襲い掛かる留加。最初は不意をつかれていたが場数を踏んでいる天清がしだいに反撃を始める。ナイフを取り出す留加を天清が拳銃で牽制し、争ううちに落ちた銃を由仁が拾い、天清を撃つ。

銃を手にした由仁は、タガがはずれてしまったかのように、続いて刑事を襲う。同僚をかばって、優羽の幼馴染の大輔が撃たれ、重傷を負う。

月星会の城間に依頼され、ヤクザ狩りの犯人を捜していた優羽は、このところ親しくしている永久に事件について意見を聞く。そこで、永久の教えている大学の学生桐矢由仁の名が浮かび上がるのだった。

それを知った月星会組長の息子、浩二が1人で由仁の元へ向かい、殺されてしまう。浩二を探しに来た優羽と城間が由仁を追い詰めるが、由仁は銃に残った1発の弾丸を自分の喉元に向けて撃つ。「僕の名は…ザフィエル」という謎の言葉を残して。

由仁を死なせてしまい落ち込む優羽は、永久の部屋を訪れる。「今度、遊園地行こうか?」自らの軽率さを責める優羽を、永久は不器用に慰めようとする。慰められるの下手だから、と言う優羽に、「そんな君を、僕は好きみたいだ…」と告げる永久。見つめあい、不意に接吻を交わす2人。そのまま抱き合ってソファに倒れこむ。

翌日、追われているはずの留加が、優羽の元へやってくる。刑事に捕らえられながら、留加が言う。「伝言…。アザレルからだよ。遊園地はやめて、かくれんぼにしよう。先に2人で待ってる」

これまでの事件はすべて永久が……?そして、優羽の息子 裕に危険が迫っている……?
驚き、動揺する優羽を城間が励ます。

彼の部屋に残されていたメモから、永久の元へたどり着く優羽。彼は言う。「今から実験をする…被験者は君だ」彼女の息子を撃つ、と優羽に告げる永久。いや永久であって永久でない者。「オレは刹那」と彼が名乗る。彼は永久が昔の記憶とともに封じ込めたもうひとつの人格。

彼が銃の引き金を引こうとした瞬間、彼に向かって引き金を引く優羽。しかし彼女の手にした銃には弾が込められてはいなかった。次の瞬間、子どもの入っているらしい袋を撃つ刹那。「さあ、どうする?」と両手を広げる刹那に向かって、飛び掛っていく優羽。もみ合ううちに弾の入ってなかったはずの彼女の手の中の銃から、銃声が響く。

撃たれてよろめく刹那が彼女に銃を向けたとき、響き渡る銃声。駆けつけた城間が、刹那に向かって発砲したのだ。息子は無事で家にいる、と彼女に告げる城間。

真白木永久が封じ込めていた過去の記憶とは、10歳のとき、巻き込まれた凄惨な事件のことだった。彼が2つの人格を持つようになったのは、そこで人が殺し合うのを目撃したため、だったのだろうか?それは、誰にもわからない。ただ、永久もそしてたぶん刹那でさえも、彼女のことを愛してた。

優羽が家に帰ると、永久の死を知らない彼女の息子 裕が言う。「あいつ、いい奴だと思うよ」「だから俺、教えてやったんだぜ。遊園地に誘えって」それを聞いて、泣き崩れる優羽。

もうねぇ、この辺りはホントせつなくて。こうしてあらすじを書いているうちに、ますます永久と刹那のことが気になってしまうようになった。どうしてあんなことをしていたのか、どうして優羽を呼び出したのか、はっきりとはわからないのだけれど、そのくせなんとなくわかるような気もするし。

ひとつ謎なのは、どうして優羽が手にした銃(これも刹那が用意したもの)に1発だけ弾が入っていたのだろう?刹那が本当は死ぬつもりだったのかな、とも思ったのだけれど、それもなんとなくしっくりこないし。

簡単にストーリーを追っちゃったのでほとんどふれてないが、優羽の息子 裕のけなげでかわいい様子とか、めぐみちゃんこと恵兄こと城間恵の、面倒見がよくて、自分では強がっちゃう感じがカッコよかったとか、留加が次々に凄まじい立ち回りをする、そのアクションシーンのハンパないこと、とか、印象に残った点はたくさんあった。

まあ、しばらくは買ってきた台本を何度も読み返したりしちゃうんだろうなぁ。

次の公演は夏、下北沢駅前劇場で、「Father Christmas,Don’t Cry」の再々演だそうだ。この芝居は、再演のときに観たのだけれど、はっきり言ってお勧め。また先の楽しみができた。
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by kiki_002 | 2008-02-12 22:47 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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