『陽気な幽霊 伊集院大介の観光案内』
著者:栗本 薫
出版社: 講談社 (講談社文庫)
発売日: 2008/3/14

栗本薫氏のミステリーといえば、江戸川乱歩賞を受賞した『ぼくらの時代』のシリーズも好きだったけれど、やはり名探偵 伊集院大介抜きにしては、語れない

その伊集院大介が京都を旅する、というだけでも手に取ってみようという気になってしまう。

で、読み始めるとすぐに、(これはけっこう軽めの話だな…)と気がつく。それは、相変わらずC調な伊庭公が登場するから、という理由だけではなさそうだ。

そもそも「名探偵とゆく 京都ミステリーツアー」に、本物の名探偵伊集院大介がゲストとして参加する、という設定そのものがゲームめいていて、シリアスにはなりにくいし。

京都の街や人、夏の暑さ、人里離れた古い寺、怪奇現象、奇妙なツアー客たち、そして名探偵とその助手、などに彩られた物語は、たとえば駅の売店で気軽に手にとって、電車の中で楽しむのにピッタリかもしれない。

まあ、どんな舞台に立っても、伊集院大介は伊集院大介だ。その飄々とした、そしてどこか温かいものの考え方には、いつも好感が持てる。この本の後味の良さも、彼の人柄によるものなのかもしれない。
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by kiki_002 | 2008-03-19 23:47 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by kiko at 2008-03-20 13:41 x
ミステリーは楽しいですね。しかし犯人を早く知りたい私は、読み始めたら他の物に手が付かず、生活に支障きたしそうなので、今は、控えてます(笑)でもこれは気軽そうですね。実は「身毒丸」を一昨日、娘が観てきました。感想は詳しく言わず、藤原くんがかなりキワドイ?姿だそうです。ん?想像しちゃいますね(笑) そろそろ「夜桜能」・・毎年観てましたが今年は残念ながら都合でいけません・・慰霊を込めた夜桜の下、松明の灯りでの舞台まさに幽玄の世界ですね。
Commented by kiki_002 at 2008-03-20 21:57
確かに、ミステリーを読み始めると続きが気になって、ついつい夜更かししたり、出かけそびれそうになったりします。忙しいときは、控えた方が無難かもしれません。
お嬢様が「身毒丸」をご覧になってきたのですね!私も明日、観に行く予定です。う~ん、楽しみ♪
「夜桜能」いいですね~~。行ってみたいのですが、4月早々の平日(泣)。厳しい日程なので諦めました。
きっととても幻想的な雰囲気でしょうねぇ……。
だって、好きなんだもん!
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