柿喰う客『俺を縛れ!』 2回目そして3回目
平成20年6月29日14:00~、19:00~、王子小劇場にて。

いや、久々にハマッた。なにしろ、テンションが上がり過ぎてしまい、ここ1週間で体重が3キロ落ちたくらいだ。(もとがもとなので3キロ減ってもたいして目立ちはしないけど)こんなふうに気分が高揚する感じは、たぶん去年の2月以来。ただし、あのときと芝居のタイプはぜんぜん違うけど。

友人を誘って観に行った2回目、正直ちょっと冒頭は入り込めなかった。台詞が聞き取りにくい。客席のノリもいまひとつだったせいか、ギャグが滑っている気がする。超パワフルな舞台を毎日毎日、しかもここへきて4日連続2ステージだもの疲れが出てるのかな?それとも、先週からの高揚は、錯覚だったかな?と思い始めたころ、疲れなど感じさせないテンションの玉置さんが登場し、舞台はスピードを増して疾走し始める。

あ~~、やっぱり好きだ、この感じ。錯覚じゃなかった。

将軍から与えられた「裏切り大名」のキャラにとまどい、玉置さん演じる軍事コンサルタントに翻弄される、律儀で人のいい大名。彼がキャラになりきることにのめり込んで行く様子がなんともいえずいい。メガネを外し「裏切り大名」になりきっていくところや兵を挙げるきっかけをつくっていくあたりは観ていて快感を覚えるほどだ。

他の登場人物もすっかりペースを上げて、グイグイと引き込まれる。

その物語の流れを最後でかわされてしまう部分、前回やや疑問を感じていた、終盤の全員集合の場面。2度目になると、ここが逆にひとつの見せ場だということがわかってきた。無秩序に見えるときも、暴れまわるときも、ちゃんと考えられているのが感じられてきたらか。

特に玉置さんが暴れているとき、近くの席から「あれ、本気なんじゃないの?」とつぶやく声が聞こえた。いや、マジに見えるくらい迫力のある暴れ方だけれど、誰にどこで飛び蹴りするか、誰をどこで追いかけるか、どこで取り押さえられるのか、ちゃんと決まっているようだ。それだけきちんと稽古してあるんだろう。

それでも終盤、お互いを笑わせようとしてたのはマジだったりするのかも。そういう人を食った演出をしそうな気もする。七味さんとコロさんのスピードネタには思わず笑ってしまった。

冒頭に、活劇系時代劇のパロディのようなオープニングのあと、「この一連の流れは、本編とはいっさい関係ありません!」と言って本編へと移るのだけれど、ラストでも全員でフルコーラス歌ったあと、暗転して「これで終われるわけがない」と堀越さんが言うのを、一番最後に玉置さんが同じその台詞で強引に締めるのだ。

この締め方はけっこう好きかも。「関係ない訳ないだろう!!」と思わず突っ込みを入れつつ、ちょっといろんなこと考えたり気になったり。

そうそう、上演台本を買って読んだら、けっこういろいろと面白かった。『グダグダになる』なんて、ホントに書いてあるんだから。

そんなわけで、結局当日券でソワレも観てから帰った。3回目は客席のノリもよく、気分のいい盛り上がりだった。

できれば今日の千秋楽にも行きたかったなぁ。
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by kiki_002 | 2008-06-30 23:54 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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