東京国立博物館「対決 巨匠たちの日本美術」
平成20年7月18日(金)、東京国立博物館 平成館にて。

平日の午後、しかも雨が降っているというのに、どうしてこんなに人がいるんだろう?上野公園の中には、けっこうな数の人々が行きかっている。

子どものころは、上野からそう遠くないところに住んでいたため、よくこの辺りに連れて来てもらったものだ。大きな噴水を取り巻くように、上野動物園、国立博物館、国立西洋美術館、そして、国立科学博物館。子どものころは、科学博物館が大好きだったっけ。天井から吊るされた大きな振り子や小さなハチドリの剥製や恐竜の骨やいろいろな石や、それからそれから……。

雨のせいだろうか、やや感傷的になりながら、目当ての国立博物館に着く。ここもけっこうな人出だけれど、待ち時間はなしで入れそうだ。

目当ての特別展は、中世から近代までの日本美術の中でも、特に名高い巨匠たちを、ライバルや師弟など2人1組で対比させながら観ていこうというもの。

特に美術史の知識などない自分でも、聞き覚えのあるような大物の作品が並ぶ。

運慶VS快慶
雪舟VS雪村
永徳VS等伯
長次郎VS光悦
仁清VS乾山
円空VS木喰
大雅VS蕪村
若冲VS蕭白
応挙VS芦雪
歌麿VS写楽
鉄斎VS大観

この組み合わせやそれぞれの対決のテーマ、そのキャッチフレーズ、展示の構成やディスプレイの仕方など、作品以外のところも興味深く、見どころが多い。

芦雪の「虎図襖」の妙に可愛らしい猫のような虎や円空の「十一面観音菩薩立像」の素朴でかつ気高い佇まい、歌麿の美人画と写楽の役者大首絵の対比の面白さ、若冲の描くニワトリの鮮やかさ、その他、いろいろな断片がいまでも目に浮かぶ。

いったいどんな方が、こういうことを思いつくんだろう?何かを人に観せるにも、もいろいろな方法があるものだ。
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by kiki_002 | 2008-07-19 23:46 | 美術 | Trackback | Comments(0)
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