母の着物
着付けの練習を兼ねて、浴衣を着て実家に行ってみた。

珍しい娘の着物姿に、口の悪い両親はなんだかんだと憎まれ口をたたく。それでも、多少の感慨はあったのだろう、母が手持ちの着物を何枚か取り出してきてみせる。

粋な雰囲気の夏の着物。仕付け糸も取っていない浴衣。紬らしい織りの着物。

その中で目を惹いたのは、赤いウールの着物だった。母が自分で縫ったものだという。私や弟のお宮参りや入学式にも着たらしい。言われてみれば確かに見覚えがあるその着物を、試しに纏ってみる。

ふだんは母と似ているとはあまり思わないのだけれど、例えばこんなとき鏡に映る姿を見ると、ハッとするほど似て見えるのは不思議なものだ。

可愛い朱赤のウールの着物を見ながら、「その色じゃもう着るわけにいかないから、持って行ってもいいよ」と母。その言葉に甘えて、貰ってきてしまった。

素材にしても色にしても、カジュアルに普段着としてきるべきものだろう。そうやってふだんに着物を着るにはまだまだ修業が足りないけれど、身近で親しいものとして手に取れる着物があると思うと少し楽しい気がする。

季節が着たら今度はこれを着て、実家に行ってみようと思う。
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by kiki_002 | 2008-08-15 23:58 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
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