「死神の精度」
著者:伊坂幸太郎
出版社: 文芸春秋(文春文庫)
発売日: 2008/02/10

伊坂幸太郎さん、やっぱ好きだわ。洒落ていて、カッコよくて、ちょっと優しい。登場人物も、物語そのものも。

これは、死神を主人公にした短編集。人間界に降りて、不慮の死をとげる運命にある人間を観察し、その人間が死んでしまっていいのかどうかを見届けるというのが、彼の仕事なのだ。彼だけではない、彼の同僚もみな同じ仕事をしており、ほとんどの場合「可」、つまり死んでしまってかまわない、と報告する。……が、中には例外もある。

人間界にいる間の彼らの楽しみは「ミュージック」。仕事よりも人間の音楽を愛する死神たち。

人間の常識とは少しずれたところで死すべき人間と関わる死神と、最期のときが近いことも知らず日々の営みを続ける人間たちのやりとりは、ときに滑稽でときに心が温まり、ときに勇気づけられる。

確か、金城武さん主演で今年の3月に映画が封切られてたはずだ。映画は観ていないが、CMでの印象が強かったので、読んでいる間中ずっと、金城さんルックスの主人公が脳内で動いてた。

仕事のときはいつも雨が降っているという、浮世離れした(ま、人間じゃないしね)主人公のイメージに、そのビジュアルはけっこう合っているような気がした。
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by kiki_002 | 2008-09-02 23:53 | | Trackback | Comments(0)
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