踊るやくざ第二章完全版VOL.1『極道LIVE-舞踏派武闘、復活。』
平成20年10月11日14:00~、元麻布ギャラリーにて。

脚本/星野顕亮、川手ふきの

出演/飛野悟志、田代結香、河合恭嗣、露木一博
米倉啓、佐々木貴史、福吉寿雄、森本浩之、露木一博
矢部功泰、三木美殻、佐々木雄太、香取佑奈、金子裕美
華紫、杉山弥生、鳥居久美子、吉田早有理
依田加仁奈、堀友美、大畠久子、葛綿知生、高橋里実、三輪亜梨紗  
ゲスト:武智大輔 山本育子

しゅうくりー夢の劇団員、山本育子さんが出演されるというので、ほとんど予備知識もなく観に行った芝居。そもそも、会場が元麻生ギャラリーって……?

地図を頼りに着いてみると、会場とおぼしき辺りにいかつい黒スーツの男が立っている。ふだんなら、あまり近づきたくないタイプなのだけれど、そういえばヤクザの登場する芝居だし、と思ったら案の定、会場の入口へ案内してくれる。

階段を下りていくと、そこにもここにも黒ずくめの男性がいて、「お疲れ様です!」と声をかけてくる。会場に到着したのは、開演10分前くらいだったのだけれど、そのままいきなり座敷(のようなところ)に通されて、驚く。しかも、すでに何人かで、しきりと前説…というか、客いじり…というか、いろいろと客に話しかけたり、劇中で手を叩く場面の練習をさせたりしている。

最初は引き気味だった観客もしだいにそのペースにのり始め、テンションが上がり始めたところで、開演時間となる。

そこはどうやら、とある組の襲名披露の会場という設定のようだ。曰くありげな出席者が次々と登場し、襲名の杯ごとを丁寧に見せたりするのが珍しくて、けっこう面白い。

と思うと、次は地下のフロアに案内されて、ショータイムが始まる。歌と踊り。ドレスの女たちと着物姿の女たち。スーツ姿の男たち。ショーと芝居が平行して進む。

事件が起こり、ショーの会場から避難する……という形で、また移動。最後はようやく普通の客席での観劇となる。それも横長の舞台で2つの場面を同時に表したり、襖の絵で2つのヤクザの家を表したりと工夫が感じられる。

前半は、参加型のショーみたいな雰囲気だったが、 後半はじっくりと芝居を見せようという雰囲気。しかしどうやら、以前の作品の内容を引っ張っているようで、わかりにくいところもある。

とりあえず前半には登場しなかった主役が、ようやく登場。足を洗ったヤクザ、という設定はよくありそうだけれど、いまの仕事は象の調教師?などと遊びを入れつつ、シリアスなヤクザの抗争に突入。

悪役がねぇ、いかにも強そうな格闘家系と細身の酷薄な感じのヤツとの二人組みで、これがちゃんと憎たらしい悪役なの。だからよけいに、罠にはめられた、つぶれそうな組の面々に、感情移入してしまう。

それから、狂言回し的に登場する食品会社の女とか、その後をつけてくる刑事とか、まあいろいろ入り組んだり、最後には当然アクションシーンもあって、納得のいく展開。

肩もこらず、あ~~あ、面白かった、と言って帰ってこられるような芝居だった。ともかく、客席を巻き込もう巻き込もうとする姿勢が最後まで感じられて、よかった気がする。
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by kiki_002 | 2008-10-14 23:40 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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