彩の国シェイクスピア・シリーズ第20弾「から騒ぎ」
平成20年10月18日(土)、彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて。

作/W.シェイクスピア
演出/蜷川幸雄
翻訳/松岡和子

出演/ベネディック:小出恵介、ビアトリス:高橋一生
クローディオ:長谷川博己、ヒアロー:月川悠貴
ドン・ペドロ:吉田鋼太郎、レオナート:瑳川哲朗、アントーニオ:手塚秀彰

修道士フランシス:青山達三、ヒュー・オートケーキ(夜警):井手らっきょ
ドグベリー:妹尾正文、マーガレット(ピアローの侍女):岡田正
ドン・ジョン:大川浩樹、書記:高瀬哲朗、ボラキオ:鈴木豊
アーシュラ:清家栄一、ジョージ・シーコール:高橋広司
ヴァージス:今村俊一、バルサザー:福田潔、小姓、夜警:宮田幸輝
コンラッド:石田佳央、侍女:石井則仁、千田真司、宮内克也
使者:下塚恭平

楽師/松延耕資(サックス・クラリネット)、木村仁哉(チューバ)
古川玄一郎(パーカッション)

彩の国シェイクスピアシリーズの中でも、特徴のあるこのオールメール(男優のみ)シリーズ。シェイクスピアの時代と同様、男優ばかりで演じられる喜劇。

この「から騒ぎ」という話は読んだことがなかったので、どんな物語なのか予備知識もなく観始める。

……が、その前にひとつ楽しい出来事が。開演前のロビーで、劇中で楽師を演じる3人の音楽家が演奏をしているのだ。ウキウキするような気分が高まる。

そして幕が開くと、まずは、登場した2人の女性ビアトリスとヒアローの美しさに驚く。いとこ同士だというこの2人、男性が演じているのは重々承知だけれど、勝気で華やかなビアトリスも華奢で可憐なヒアローも、申し分のない美しさだった。

この2人と恋に落ちる青年貴族、ベネディックとクローディオ。やんちゃで、皮肉とウィットに溢れたベネディックを演じた小出恵介さん、初舞台とは思えない、どうどうたる座長ぶりで、魅力的なべネディックだった。クローディオ役の長谷川博己さんも、恋に溺れた青年貴族を凛々しく演じていた。

ドン・ペドロ役の吉田鋼太郎さん。一緒に行った友人のひとりが、「『オセロー』で主役だったヒトだよね?」と確認するほど、弾けた演技。オセローのときは身体もずっと大きく、年齢も上に見えた、とのこと。しかし今回は、コミカルな場面を楽しそうに軽やかに演じてらっしゃった。

一目惚れや恋の罠、裏切りや誤解、結婚式や墓地、そしてダンスや音楽。若々しくフレッシュな役者さんたちによる、楽しくておかしくてちょっと猥雑で、ハッピーな物語。

ただ「あ~、楽しかった♪」と言って帰ってくればいい、そういう芝居だった。喜劇もなかなかいいものだ。
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by kiki_002 | 2008-10-19 22:54 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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