「容疑者Xの献身」
著者:東野圭吾
出版社:文芸春秋社(文春文庫)
発行:2008年8月10日

最近映画化で話題となった作品、その映画の公開前にたくさんCMをやっていたので、気になってはいたのだが。

原作はシリーズものの3作目。1作目も2作目もまだ読んでいないし、テレビシリーズも結局ほとんど観られなかった。だから、これを先に読むつもりはなかった。せめて1作目の「探偵ガリレオ」を読んでから、と思っていたのだ。

読もうという気になったのは、先日友人とした推理小説談義。古典的なミステリーを好む友人Nが、この本を絶賛していたため。そういえば文庫にもなったし。本屋でつい、何列も平積みになっているこの本を手に取った。

映画化以前、ハードカバーで発売になった当時から、何かと話題になっていたし、直木賞をはじめ、いろいろな形で評価されていたので、どんな話かは多少耳にしていた。

弁当屋で働く美しい女性。中学生になるその娘。この2人のために、数学教師石神がある殺人事件に関わっていくのだが……。

このシリーズの名探偵は、物理学者の湯川。彼と石神が大学の同級生だったことから、湯川はこの事件に興味を持ち始める。そして、「天才」対「天才」の対決が始まる……。

……自分で書いておいてなんだけれど、このストーリー説明はちょっとどうかと思う。「天才」対「天才」の対決って。まあいいや。

緊迫感のある展開に、先へ先へと物語を追って、あっという間に読み終えた(実際には3時間くらいだったか)。が、どういうわけか物語の中盤、突然このミステリーのトリックがわかってしまった(トリック……という言葉がふさわしいかどうかは別だが)。

ふだんは、自分で謎を解いたり、推理が的中することなんてほとんどないのに。どうしてなんだろうなぁ。けっこう、石神に感情移入していたからだろうか。もうひとつの仕掛けが出てきたところで、それと連動してはじめの仕掛けについても確信が持てた。

映画では、この石神の役を堤真一さんが演じるらしい。う~~ん、石神の外観はとってもダサいはずなんだけど。しかも、無表情でとっつきにくいタイプじゃなかったっけ。でもまあ、堤さんが誠実な雰囲気で演じるっていうのも、原作の石神とは別の説得力があるかも。

昨日の夜この本を読んで、今日は「探偵ガリレオ」を買ってきた、と言えばこの「容疑者Xの献身」が気に入ったことはわかってもらえると思う。あとは映画を観るかどうかというところか。
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by kiki_002 | 2008-11-02 23:57 | | Trackback | Comments(0)
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