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ローズマリ・サトクリフのこと
どうやら、『第九軍団のワシ』が映画化されるらしい。

『第九軍団のワシ』というのは、イギリスの歴史小説・ファンタジー小説家、ローズマリー・サトクリフ(Rosemary Sutcliff、1920年-1992年)の作品で、紀元2世紀頃ローマの支配下にあったブリテン島を舞台にした児童向けの歴史小説だ。

彼女の作品には、ケルト神話やギリシア神話を元にしたもの、ケルトの民族やイングランド地方の話などが多い。独特の力強さを感じさせる小説で、とてもとても好きな作家だ。

たとえば、これまで読んだ本の中で好きな本を1冊だけ選べと言われたら、わたしが選ぶのは、サトクリフの『王のしるし』だと思う。

その本を初めて読んだのは、12歳の夏。小学校の図書室で学校司書のお姉さんに勧められて読んだように記憶している。それ以来、ずいぶん長い年月が過ぎ、多くの本と出会ってきたというのに、いまだにこの本を超えるほど好きな本はない。

『王のしるし』だけではく、『運命の騎士』や『太陽の戦士』など、当時の自分とそう変わらない年齢の少年が主人公になっているものも、夢中で読んだ。それから、もちろん『第九軍団のワシ』や『ともしびをかかげて』などのローマン・ブリテンものも。

映画化といえば、『指輪物語』も『ゲド戦記』もずいぶんと話題になったものだが、この『第九軍団のワシ』も、けっしてそれらに引けをとらないだけの力のある物語なので、どんなふうに映画化されるのか、楽しみだ。

そしてこれを機に、長いこと品切れになっているサトクリフの本が重版されるか、あるいは『第九軍団のワシ』のように、岩波少年文庫へ入って、手軽に読めるようになるといいなぁ、と思う。
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by kiki_002 | 2007-09-30 22:15 | | Trackback | Comments(4)
たこ焼
どういう訳か、電気たこ焼器などというものがうちにある。で、昨夜は久しぶりに自宅でたこ焼。

こういうとき、私の役目はタコとワケギと紅しょうがを刻むところまで。あとは「ビール飲んでてもいいよ」と言われ、お客さん状態(*^_^*)。

見ていると、器用に竹串で形を整えていく。だんだんたこ焼きらしい丸い形になってきて、いい匂いが漂い始める。

焼き立てのアツアツにオタフクのたこ焼ソースとマヨネーズ、鰹節、青海苔などをたっぷり。外側はカリッと、中はトロッとしていて、いやあ、おいしかった♪たぶん2人で60個くらいは食べたんじゃないだろうか(←食べ過ぎ)。ご馳走でした。

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by kiki_002 | 2007-09-30 15:43 | 飲んだり食べたり | Trackback | Comments(0)
小倉パフェ
職場の女性陣6人で、昼休みに地元では有名な甘味屋さんへ。

ここのあんみつやぜんざいは絶品で、永年のファンが大勢いる。昼時に行っても、食事のメニューはうどんだけ(あとは冬季のみ雑炊がある)。もちろんどのお客さんもうどんと併せて甘いものを食べている。ちなみに、いつ来ても女性客でいっぱい、という印象だ。

我々6人も、うどんとデザート。そのデザートに、いつもなら白玉クリームあんみつを頼むところなのだけれど、なぜか今日は小倉パフェに惹かれた。こういう気分には、どうやら伝染性があるらしく、今日は6人ともパフェを注文していた。

ほどよくダシのきいた汁に、コシのある平打ち麺、そこに焼きたてのお餅がのって、いつ食べてもおいしいうどんだ。そして、それを食べ終わった後には小倉パフェ。アイスと白玉、生クリーム、そしてこれでもか、というくらいたっぷりのつぶあん。普通、こんなにあんこを食べることなんてないよなぁ、と思うくらいの量だ。うどんとパフェ、という怪しい組み合わせだが、すっかり満腹になった。

こんなに食べたら、ぜったい午後は眠くなるよねぇ~、といいながら職場へ戻った。女性は、甘いものを食べるとなんとなくハッピーな気分になる(ような気がする)。
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by kiki_002 | 2007-09-28 23:54 | 飲んだり食べたり | Trackback | Comments(0)
あれ……?
シャンプーをしながら、なんだか違和感を感じる。……なんだかちっとも泡が立たない。

おかしいなぁ…と思って確かめると、シャンプーではなくコンディショナーだった。間違ったのだと思い、もう一本のボトルを手に取ると、こちらもコンディショナー。

あれ?

シャンプーとコンディショナーをセットで買ったつもりが、コンディショナーを2本買ってきてしまったらしい。

まあ、これまでとは違う銘柄だし、買うときに間違ったのは仕方ないとしても、昨日買ってきて昨夜もこれで髪を洗ったはずだ。どうしてそのとき気がつかなかったのだろう……。間が抜けているにもほどがある、と我ながら思う。
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by kiki_002 | 2007-09-27 23:55 | 日々のこと | Trackback | Comments(2)
「狂言ござる乃座 in KYOTO 2nd」
昨日9月24日(月・祝)、日帰りで京都へ行ってきた。

主たる目的は萬斎さんが主宰する「狂言ござる乃座」なのだけれど、朝早い時間に出発し9時少し過ぎには京都に到着。午前中、下鴨神社へお参りし、名物のみたらし団子を食べ、お香の店や和装小物の店などを見て歩き、お昼にはシーズン終了間近の鱧料理を食べるなど、まずはしっかり京都観光。

そして午後は、いよいよ金剛能楽堂へ。開演は14時。

小舞「七つ子」 野村裕基

小舞「鉄輪」 野村萬斎

狂言「文荷」 太郎冠者:野村万之介、主:高野和憲、次郎冠者:石田幸雄

狂言「靱猿 替之型」 大名:野村万作、猿曳:野村萬斎、太郎冠者:深田博治、子猿:野村裕基

裕基くんの小舞は、謡も動きも一生懸命な感じが可愛い。次に舞うために後ろで控えている萬斎さんは、どんな気持ちで息子を見ているのだろう。

次の「鉄輪」では、凄惨な筋立ての舞を、思いつめた物狂おしい雰囲気で舞う萬斎さんがなんとも言えず美しかった。会場中が張り詰めた緊迫感で静まり返る中、思わず顔がニヤけてきて困ってしまったほどだ。

「文荷」では、納得のいかない文を主の言いつけでいやいや運ぶうちに、その文を破いてしまう2人の家来の話。最後に主が現れると、破いてしまったくしゃくしゃの文を必死にたたんで「お返事です」と取り繕うとする様子がなんともおかしい。万之介さんの雰囲気が話にあっていて、ますます笑いを誘う。

そして「靱猿」、実はこれを観たくて京都まで行った。もう裕基くんも7歳だということだし、もう少しすると、万作さん、萬斎さんと裕基くんでこの狂言を演じることもなくなってしまうだろう。今のうちにこれを見ておきたいのだ、と友人に言われて思わず納得し、京都行きが決定した。

今回は「替之型」の小書(特殊演出)のため、通常の型とは大名の装束が異なり、猿唄と子猿の舞が長くなっていたらしい。そのおかげで、子猿の可愛らしさと萬斎さんの声をたっぷりと堪能できた。

終演後、まだ帰りの新幹線までには時間があったのだけれど、なんだかすっかり満ち足りてしまって、あまりうろつきもせずに駅へ向かった。遠かったけれど行ってよかったと思う。
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by kiki_002 | 2007-09-25 22:54 | 舞台 | Trackback(1) | Comments(5)
劇工房月ともぐら vol.8 『夏の夜の夢』
2007年9月22日(土)18:30~、池袋シアターグリーン BOX in BOX THEATERにて。

原作/W・シェイクスピア
演出/春芳、我古也
出演/シーシュース:佐藤宇、イージーアス:長原弘幸、ライサンダー:植田真基、ディミートリアス:藤波瞬平、クインス:萩原貴之、スナッグ:亀田真二郎、ボトム:浅井伸治、フルート:増田あゆみ、スターヴリング:櫻井俊輔、ヒポリタ:牧田みどり、ハーミア:本多由佳、ヘレナ:宇都美由樹、オーベロン:我古也、タイテーニア:山本あんり、パック:春芳、豆の花:岩畑里沙、蜘蛛の糸:佐藤ひろみ、蛾の羽根:佐野裕美、芥子の種:長原弘幸、とかげの精:佐藤宇

シアターコクーンで「ドラクル」を観た後、急いで池袋へ。友人と友人の子ども(中学生と小学生)と合流して、一緒に観劇。子どもたちには、セリフなど少し難しいかな?とも思ったが、けっこう面白そうに観ていた。

ハーミアという娘をめぐって争う婚約者ディミートリアスと恋人ライサンダー。ディミートリアスを慕うヘレナ。4人の若い男女はある夜、アテネの深い森へ迷い込む。

この4人が、妖精たちの王と女王の争いに端を発した騒ぎに巻き込まれ、2組のカップルに収まるまでの一夜の喜劇。そして、公爵と彼ら4人、併せて3組の婚礼と村の職人達による芝居の上演。すべては、夏の夜が見せる幻か。

この物語の中で、これまでディミートリアスはあまり好きではなかったのだが、今回演じていた藤波瞬平さんは清潔な美しさがあって、ヘレナに冷たく接するときも、男の傲慢さではなく若さゆえの潔癖さを感じさせる。それゆえ、夜が明けて、夢から覚めたような2組の恋人達の幸福を素直に祝福したい気持ちになった。

それから印象的だったのは妖精の女王タイテーニア。衣装もメイクも幻想的で、妖精の女王にふさわしく気位の高さを感じさせる美しさだった。ただ、中学生の男子と一緒に観ていたので、露出度の高い衣装になんとなくドギマギしてしまった。

イタズラな妖精パックの神出鬼没な活躍やお調子者の職人ボトムなど、おなじみの登場人物がわかりやすく演じられ、深い森へ迷い込んだ人間と妖精たちの不思議な夜をともに過ごした気分になった。
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by kiki_002 | 2007-09-24 23:49 | 舞台 | Trackback | Comments(4)
「ドラクル God Fearing Dracul」
平成19年9月22日(土)14:00~、Bunkamuraシアターコクーンにて。

作・演出/長塚圭史

出演/市川海老蔵、宮沢りえ、永作博美、渡辺哲、山崎一、手塚とおる、山本亨、市川しんぺー、明星真由美、中山祐一朗、勝村政信

演奏/DRACUL QUARTET:保科由貴(ヴァイオリン)、塚本弥生(ヴァイオリン)、深谷由紀子(ヴィオラ)、橋本歩(チェロ)

4月にコクーンで「写楽考」を観たとき、この舞台のチラシをもらった(そうえいば「写楽考」には長塚圭史さんが出ていた)。まだ写真もなく、文字だけの仮チラシだったが、そのうたい文句に惹かれた。18世紀のフランス、ゴシックホラー。あ、ちょっとこういうの好きかも。しかも吸血鬼ものだし。(吸血鬼=ロマンチック、というイメージがある。「ポーの一族」とか読んで育ってるので)

7月にチケットを取り、けっこう楽しみにしていのだけれど、始まってみると賛否両論、いろいろな意見を目にして、観に行くまでやや不安を感じていた。

が、観始めるとそんなことは忘れた。

18世紀末のフランス、深い森の奥でひっそりと暮らす男と女。女は原因不明の病に苦しみ、町で検査することを勧められながらも、男の側を離れようとしない。男は、300年の時を生きる吸血鬼。ただし今は人を襲うことをせず、ただその女と静かに暮らすことを望んでいる。

舞台装置と照明が美しく、深い森の幻想的な雰囲気に引き込まれる。
男が吸血鬼であることは始まってすぐに明かされるが、女にも何か秘密があるらしい。
ひっそりと信心深く暮らす男を、誘い出そうとする昔の仲間。(個人的にはこの2人がとても好き。いかにもなコスチュームの吸血鬼で、屋敷から飛び去るような退場の仕方など、人ならざるものの雰囲気が気に入った)

その誘いにも耳を貸さず、女を人間のまま愛し続ける男。その女が、無理やり連れ去られたとき、男は、神を、そして人を信じようとすることに、見切りをつける。

後半、女の過去がしだいに明らかになる。女の元夫である領主とその現在の妻、司祭などのそれぞれの思惑。特に領主の妻を演じる永作博美さん、心情が伝わって共感してしまう。

力を取り戻した男に、前半より魅力を感じる。あのどう見ても長過ぎるマントが、なんであんなにサマになるのだろう。

映画などで定番のパターンだと思った。静かに暮らす主人公がいろいろな迫害に耐えた末、愛するものの危機にとうとう自分の本来の力を見せて戦う、という。だが、そうではなかった。ラストを観て、「え、これで終わり?」と思った。

思い返すと、ラストでの男の「許す」という一言が、この芝居のキーワードだったのだろう。だからこそあの終わりだったのだ。神でもなく人でもない彼が言うその言葉。光差す朝に、その言葉はふさわしい。……でも、個人的には、主人公が愛する人を取り戻したりするところが観たかった。ミーハーなもので。

2階席だったが、主役の立ち姿のよさと声を堪能した。宮沢りえさんの健気な美しさも印象的だった。キャストを始め、舞台美術や衣装や音楽、特に弦楽四重奏の生演奏など、観ていて贅沢な気分になれる舞台だった。
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by kiki_002 | 2007-09-23 10:46 | 舞台 | Trackback | Comments(4)
懲りない
先週末、少々遊び過ぎだろうと反省したばかりなのに、明日からの3連休も予定がしっかり入ってしまった。

明日の22日(土)は、まず14時から渋谷のシアターコクーンで「ドラクル」を観る予定。ネットで感想などを見ると、ずいぶん賛否両論があるようで、どんな感じなのかけっこう楽しみにしている。いずれにしても、キャストが豪華なことは間違いない。

特に市川海老蔵さん、実を言うと歌舞伎でも現代劇でも拝見したことがなくて、お茶のCMやワイドショーの印象しか……(ホントすいません)。今回拝見するのが楽しみだ。友人には「生で観ると迫力あるよ。やっぱりオーラ出てるし。観るとハマっちゃうんじゃない?」と脅されている。

惚れっぽいのは間違いないが、そう観る人観る人にハマっていたら、身が持たない……。とはいえ、ありえないとは言い切れないところが情けないけれど。

その後、18時30分から池袋シアターグリーンで劇工房∮月ともぐら公演「夏の夜の夢」を観ることになっている。「しゅうくりー夢」に客演していた藤波瞬平さんが出演されるので。

この演目は、今年もけっこうあちこちで上演されているのを見かける。個人的には、去年スタジオライフの公演で観た。芸達者な役者さんがそろっていて、華やかで綺麗なおもしろい舞台だった。

藤波さんはディミートリアスを演じるそうだ。ライサンダーと言われたほうがイメージしやすいが、どんなふうに演じるのか、かえって楽しみな気がする。

23日(日)は、彼岸の中日なので、線香をあげにまわる予定。

そして、24日は京都日帰り遠征。
野村萬斎さんが主宰する「狂言ござる乃座 in KYOTO」を観に行くのだ。今週は、東京ミッドタウン能狂言など萬斎さんの出演される舞台がいくつも東京であるというのに、なんでわざわざ京都まで…という気も少しはするのだけれど、鱧料理のお店で食事をするとか、買い物するとか、京都観光をするのもけっこう楽しみなのだ。

あいかわらず遊んでばっかり。懲りないなぁ……。
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by kiki_002 | 2007-09-21 23:51 | 日々のこと | Trackback | Comments(4)
伊坂幸太郎著 『グラスホッパー』
「どんな動物でも密集して暮らしていけば、種類が変わっていく。黒くなり、慌ただしくなり、凶暴になる。気づけば飛びバッタ、だ」

ミステリー、というか、いろいろなタイプの殺し屋が出てくる殺し屋小説(?)。

亡き妻の復讐のために『非合法』な会社にもぐりこんだ『オヒトヨシ』の元教師の鈴木。
「人は誰でも、死にたがっている」といい、相手を自殺させる自殺屋の鯨。
『一家惨殺』が得意なナイフ使い、蝉。

こう書くとなんだか陰惨だが、軽妙な語り口ですすめられる物語は、けっして重苦しくはない。
この3人の視点が交代しながら物語が進み、いつの間にか3人とも押し屋(人を車や列車の前に突き飛ばす殺し屋)を追い始め、3つの物語が交差していく。

これまでに5冊ほどこの作家の本を読んだが、ハズレなく面白かった。特に、『ラッシュライフ』は時間軸のずれた複数の物語が、最後にひとつに収束していくようすに快感を覚えた。

この作品も、複数の視点で語られるのに、すんなり読ませるだけの吸引力がある。

なにより印象的なのは、奇妙で魅力的な登場人物の数々だ。
語り手の3人を始め、それぞれをとりまく依頼主や被害者や殺し屋業界(?)の人々。

たとえば、小説と名のつくものはたった一冊だけしか読んだことのない鯨。その一冊、『罪と罰』を破けて読めなくなるまで繰り返し読み、読めなくなると買い換えてすでに5冊目。

たとえば、蝉に殺しを斡旋する岩西は、正体不明のあるミュージシャンの言葉の引用ばかり口にする。

たとえば、押し屋と思われる男、槿(あさがお)は、チャーミングな妻とサッカーの上手な小学生と昆虫シールを集める幼児とともに暮らしているが……。

あるいは「やるしかないじゃない」が口癖だった鈴木の死んだ妻。鈴木とはホテルの朝食バイキングで知り合ったらしい。

主要な登場人物以外にも、たくさんの興味深いキャラクターが登場し、それぞれの主張やそれぞれの生き方が見えてくる。

人間は多すぎるのか、人はみな死にたがっているのか。それともそうではないのか。この本の帯にかかれた「死んでるみたいに生きたくない」という言葉の意味。読み終わったあと、それに気がつく。人間はバッタより少しはまし、なのかもしれない。後味のいいラスト。

この作家の本をまた読んでみたい、と思った。
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by kiki_002 | 2007-09-20 22:54 | | Trackback | Comments(0)
スピンオフ
『スピンオフ』とは、既存の作品の脇役のひとりに焦点を当てて主人公とし、別の作品を作ること、または作った作品。通常、元の作品と同じ設定や世界観を用いる。外伝。

  * * * * * * * * *

先日、劇団しゅうくりー夢の「FLY ME TO THE MOON」というシナリオを読んだ。これは、2003年に上演された作品で、残念ながら劇場で観ることができなかったため、あとからビデオとシナリオを買ったもの。すでにビデオを観てシナリオも読んだのだけれど、なにげなく読み始めたら面白くて、つい最後まで読み返してしまった。

どんな話かというと、私立探偵である「冴羽裕」とその助手「越場のえ」(冴羽とは小学校5年で出会って以来の腐れ縁。女性とはいえ冴羽より強い)が、覚せい剤や中国マフィア、ホストクラブなどをめぐる事件に挑む……というとガチガチのハードボイルドのようだけれど、それと平行してのえの見合い話が進んだり、女子高生の新聞部員が取材に来たりと多彩なストーリー。

そこに、中国人の元歌手、麗華と彼女にぞっこんのバーテンダーのいるなじみのバーやたたき上げのベテラン刑事と若くて優秀な新人刑事のコンビなどが絡んでくる。

1999年の「我不忘愛君」という作品の続編で、けっこう登場人物などもダブっている。それ以前にも関連作品があるらしいのだけれど、舞台でも映像でも観られなかったので、詳しくはわからない。

で、この「FLY ME~」では、敵役の2人がなんとも印象的だった。
横井さん演じる片桐は目的のためならどんな酷い手段もとれる男なのに、ただ立ち上がるだけでも妖しいくらい色っぽいし、島田さんの演じるホストの直也はどっから見ても女性の敵なのに、ちょっと口説かれてみたいと思わせるような雰囲気があるし。

いやこれは、シナリオだけでなく先に映像を観ているから、ということもあるかもしれない。やっぱり、舞台で観たかったなぁ。

ところで、先月のしゅうくりー夢第43回公演千秋楽のカーテンコールで、次回作の予告編をやった。次回、2008年2月公演はどうやらのこの私立探偵冴羽裕シリーズのスピンオフらしい。題して、「女探偵 冴羽優羽(仮)」。キャッチフレーズ(?)は、『子持ち、酒好き、無駄に巨乳』。冴羽裕の母親が主人公で、「FLY ME TO THE MOON」より26年前の話。

座長の環さんがカッコいい女探偵、で、横井さんがその相手役(たぶん)。8月公演の「Guard of PRINCESS ~5人いるんだからなんとかなる!~」では、熱血で元気印のアパッシオだったのに、予告編ではアンニュイな感じ。あのギャップはもう、さすがとしか言いようがない。

2月なんてまだしばらく先なのに、なんだかすっかり待ち遠しくなってしまった。
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by kiki_002 | 2007-09-18 23:33 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
  
だって、好きなんだもん!
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