<   2008年 01月 ( 30 )   > この月の画像一覧
2月の観劇予定
気がつけば今日で1月も終わり。今月は、1月5日に観た「柿喰う客」の『サバンナの掟』と27日に観た第21回『檀の会』の2回しか劇場などに足を運べなかった。もっとも、13日には初謡会があって、先生の番外独吟を始め、諸先輩方の仕舞や素謡などを堪能したので、これもカウントしてもいいのかもしれない。

2月はいまのところ手元にあるチケットが6枚。申込済みが1枚。つまり少なくても7回は劇場へ行くことになっている。

最初は明後日の『リア王』。評判も上々だし、『オセロー』で気になった高橋洋さんも出演されているし、なかなか楽しみだ。

次は、地元で『狂言~万作の会』。先日『奈須与市語』を拝見して、ますます惚れ直してしまった萬斎さんもご出演。

それから、待ちに待った「しゅうくりー夢」の2月公演。これはもう、いまのところ4回は観るつもりで、チケットを確保してある。

そして、「ハイリンド」の『もやしの唄』。前回の『幽霊はここにいる』がとても面白かったので、今回も期待大。

他に、申し込んでいて抽選結果待ちのものがひとつ、それから、都合がつけば観たいと思っているものがひとつ。

個人的には、けっこう期待度の高い舞台がそろっていて、チケットを眺めているだけでワクワクしてくる。
[PR]
by kiki_002 | 2008-01-31 22:40 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
DVD「小さな狂言師 誕生~野村萬斎・親子三代の初舞台~」
似たような記事が続いてなんとなく気がひけるのだけれど、ご容赦ください。

これは、昨日のDVDと2枚セットのBOXで購入したもの。(ちなみに、そのDVDボックスのタイトルは「狂言師 野村万作・野村萬斎~伝え受け継ぐもの~」)

タイトルのとおり、萬斎さんの長男である裕基くんが、小さな狂言師として3歳で初舞台を踏むため、祖父や父から稽古を受ける様子を中心に、祖父から父へ、父から子へと受け継がれるものについて描かれている。

ふだんは優しそうな萬斎さんが、幼い我が子に稽古をつける時の厳しい表情や、彼自身が父である万作さんからきめ細かく指導される時の様子。こうして伝えられていくものに、どういう意味があるのか、迷うこともあっただろう。それでもなお、そうやって伝えられ、伝え続けていこうとする姿に、なぜか胸が熱くなる。

狂言以外の場所でも活躍を続ける萬斎さん。「ハムレット」を演じたとき、劇中の決闘で「お父さん」が倒れるシーンを観て驚き、心配する裕基くんがなんとも言えずかわいい。

そんな裕基くんが、とうとう「靱猿」で初舞台を迎える様子や厳しい教えを受けながら舞台の経験を重ねていく様子と舞台以外のときのあどけない様子に目が離せない。これを観て、昨年はつい京都まで「靱猿」を観に行ってしまった。

巻末には、三代で演じる舞台「靱猿」をノーカットで収めてあるのもうれしい。
[PR]
by kiki_002 | 2008-01-31 00:34 | 映像 | Trackback | Comments(0)
DVD「万作・萬斎 狂言の世界」
日曜日の余韻がさめやらず、手持ちのDVDを観返したりしている。特に、観てきたばかりの「奈須与市語」が収められているこの1枚は、もともとVHSで発売されていた3本の映像をまとめたもので、なんとも贅沢な内容だと改めて思ったりしながら観た。

「狂言師 野村萬斎 初舞台から襲名まで」
「狂言師 野村萬斎 エイスケそしてニューヨーク」
「野村万作 『最後の狐に挑む』」

というこの3本、それぞれ見どころが多いが、今回観返してみて印象に残ったのは、最後に収録されている「野村万作 『最後の狐に挑む』」だった。人間国宝となられた野村万作氏の芸に向き合う真摯な姿勢に、思わず引き込まれる。

その中で、狐が月に向かって吼える場面の型を工夫するところで、万作さんの長男である萬斎さん(撮影当時はまだ襲名前だったようだ)が自分ならこんなふうに演じる、と動いてみせる。そのときの動きが、なんていえばいいのだろう、確かに人の動きではなく獣の動きに見えて、同時に不思議に美しいのだ。一度背を丸め、それから月に向かって伸び上がる様子をなめらかに演じてみせる姿は、ただそれだけで何かの物語を思わせる。

そして万作氏は、それとはまた違う表現を選び、形にしていく。重い演目とはいえ、こんなふうに時間をかけ、多くのものを見、何かを研ぎ澄ませていくようにして役をつくっていくのだということに、驚かざるをえない。

「釣狐」を拝見したことはないが、これもぜひ観てみたい演目となった。

その前の2本の映像も、たとえば冒頭、海外留学から戻った萬斎さんが、長髪をバッサリと切り落とすシーンから始まったり、連続テレビ小説「あぐり」でエイスケ役を演じた時の映像や大河ドラマ「花の乱」の細川勝元役の映像、ロンドン留学の時の様子など、本当に盛りだくさんで、見ごたえがある。

もちろんここに収められている「奈須与市語」は、昨日今日と繰り返し観てしまった。テロップが出るので、語りの内容がしっかりわかって、正直ありがたい。


[PR]
by kiki_002 | 2008-01-30 01:16 | 映像 | Trackback | Comments(0)
昨日観た舞台についての追記
昨日の舞台、お能はどちらの演目も見ごたえがあった。力のこもった「屋島」も、若々しく爽やかだった「舎利」も。それから、仕舞もよかった。(習い始めたためだろう、最近特に仕舞は観ていて面白い気がする) 狂言「文荷」もさすが万作さんと万之介さんの太郎冠者次郎冠者コンビがなんともお茶目で楽しかった。

でも、やはり印象に残っているのは、能「屋島」での野村萬斎さんの『奈須与市語』だ。

静かに橋掛りに座り、出番を待っているときから、その表情にはすでにどこか張り詰めた雰囲気が感じられた。

状況を説明する語りの部分と併せて、義経・実基・与市と複数の人物の会話を再現し、緊迫した状況をただ己の言葉のみで描き出す彼のひとり語り。どれほど集中しているのだろう、観ているうちにその白皙の横顔がかすかに紅潮していく。

語りだけでなく、動きで表現する部分も多く、たとえば馬上の射手の動きを表現して膝立ちで跳ねるように前進する激しい動きに目を奪われる。

ひしと前方を見据えたまなざしの真摯さに打たれて、観ているうちに鼓動が早くなる。こうしてみると、なんて綺麗な人なんだろう……。そして、なんて響く声なんだろう……。

「鞍馬天狗」での萬斎さんも素敵だけれど、この方を舞台で観ることができて幸せだとしみじみ思う。萬斎さんの本領はやはりここにあるのだ、といまさらながら実感させられた。


[PR]
by kiki_002 | 2008-01-28 23:49 | 舞台 | Trackback | Comments(2)
第21回檀の会
松木千俊独立二十周年記念 第21回『檀の会』
平成20年1月27日(日)13:30~17:40、観世能楽堂にて。

仕舞「高砂」 武田友志
仕舞「笹之段」 小川明宏
仕舞「船弁慶 キリ」 佐川勝貴

能「屋島 弓流 奈須与市語」
シテ:松木千俊、ツレ:武田文志、ワキ:殿田謙吉
アイ:野村萬斎
笛:一噌仙幸、小鼓:曽和正博、大鼓:亀井忠雄
後見:武田宗和、野村四郎

狂言「文荷」
太郎冠者:野村万作、次郎冠者:高野和憲、主:野村万之介

仕舞「白楽天」 武田宗和
仕舞「梅 キリ」 武田志房
仕舞「国栖」 小川博久

能「舎利」
シテ:松木崇俊、ツレ:関根祥丸、ワキ:大日方寛
アイ竹山悠樹
笛:一噌隆之、小鼓:森澤勇司、大鼓:柿原弘和、太鼓:大川典良
後見:武田友志、武田尚浩

今年初の能楽堂。

「屋島」は、源義経を題材にした修羅物。屋島の浦を訪れた旅の僧が、年老いた漁夫と若い漁夫に一夜の宿を借りる。源平の合戦の様子を詳しく語る年老いた漁夫に、不思議に思った僧が名を尋ねると、義経の霊であることをほのめかして消えていく。

間狂言では、『奈須与市語』の小書により、奈須与市が船上の扇を射落とすまでを狂言方が何役も演じ分けながら語る。

旅の僧がまどろんでいると、義経の霊が現れ、屋島の合戦の様子を語る。取り落とした弓を名誉のため命がけで取り戻したさまなど合戦の様子を語り、いまも修羅道で戦っているのだとして、夜明けに消えていく。

見ごたえのある演目だった。前シテ後シテともに見どころが多く、華やかで名を重んじる合戦の様子が、修羅物の物悲しさよりも義経の勇ましさを印象づけた。間狂言では、張り詰めた空気の中、波間に見え隠れする扇を射ようとする与市の緊張が伝わってくるように感じられた。

「舎利」は、初めて都に来た僧が、泉湧寺の仏舎利を拝ませてもらっていると、現れた里人が仏舎利のゆらいを語るうち、足疾鬼となって舎利を奪っていく。

天上界へ仏舎利を持って逃げた足疾鬼を韋駄天が追い詰め、仏舎利を奪い返して物語が終わる。

若々しい演者をそろえたこの曲では、後半の足疾鬼を韋駄天が追う場面の激しい動きを楽しんで拝見することができた。

今日は、どちらの能も動きが多く、わかりやすく面白く感じられて、なんとなく満足して帰路についた。

ついでに、あいかわらずミーハーなことを言わせていただくと、萬斎さんの『奈須与市語』は、真剣なまなざしが凛々しい上にどこか色気すら感じさせて、もうそれだけで行った甲斐があったように思えた。毎度毎度同じようなことを言って申し訳ないが、この方は本当に華がある、としみじみ思った。
[PR]
by kiki_002 | 2008-01-27 23:56 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
「東京DOLL」
石田衣良さんの本で最初に読んだのは、「波のうえの魔術師」だった。面白かった。読み始めてすぐに引き込まれてしまうだけの勢いがあった。それ以来、この作者の書いた本をときどき手に取るようになった。

「東京DOLL」は恋愛小説だという。MG、つまりマスター・オブ・ゲームと呼ばれる天才的なゲーム制作者と、彼が次回作のモデルに選んだ背中に翼のタトゥを持つ少女ヨリの関係を中心に物語が進んでいく。その恋と平行して、MGとその仲間たちの小さなゲーム制作会社とそれを飲み込もうとする大企業との攻防が描かれる。

どことなく既視感があるのは、以前読んだ「アキハバラ@DEEP」に似た部分があるからだろう。もっとも「アキハバラ@DEEP」はビジネスの部分にウエイトが置かれていたのに対して、この作品ではビジネス部分はあくまで恋愛小説の味付け的な扱いに過ぎない。

また本作でも、この作者らしく、東京の細部が魅力的に描かれている。六本木や汐留、浅草や秋葉原、その他さまざまな場所で、ヨリに向かってシャッターをきるMG。深夜の東京の街角が、どことなくSFに登場する未来都市ででもあるかのようだ。

華やかなファッションや流行のスポット、2004年の東京の姿が鮮やかに切り取られ、不思議に魅力的に描かれている。

しかしこの本は、タイトルが示すような自分の手の中の人形に恋する男の物語ではなかった。男性が読むとまた違う印象を持つのだろうか?少なくとも私には、ヨリが人形だとは思えなかった。確かに、MGもヨリ自身も、ヨリをMGの人形だと呼ぶセリフはあるのだけれど、人形と呼ぶには、ヨリは最初から意思的過ぎた。いくらMGが与えた高価な服を身につけ、MGの言うがままにポーズをとっても、この恋を動かしているのは、MGではなくヨリの方だ。

魅力的なディティールと比べると、主人公の孤独やそれを癒してくれる少女への思いに共感しきれなかったためだろうか、物語の終わりに少し物足りなさを感じてしまった。
[PR]
by kiki_002 | 2008-01-26 23:04 | | Trackback | Comments(0)
NHK木曜時代劇「鞍馬天狗」 第2回『宿命の敵』
今回は、浪士 中原富三郎を演じた山口馬木也さんが印象的だった。

昨年観た蜷川幸雄氏演出の「オセロー」では、人のいいキャシオーを演じていたのに、今回は眼光鋭い役で驚かされた。己の腕と名刀に溺れ、人を殺めていく、その狂気。今回だけのご出演なのが残念なくらいだ。

この中原を討つのは、新撰組の近藤勇を演じる緒形直人さん。この方はこんなに怖い顔もできるんだなぁ~、と妙なことに感心してしまう。優しそうなイメージだったので。

主役の萬斎さんは、前回のいかにも育ちの良さそうなお公家さんの姿から、あまり強そうに見えない浪人姿へお召し替え。どちらも、お似合いで素敵だった。
[PR]
by kiki_002 | 2008-01-25 22:26 | 映像 | Trackback | Comments(0)
月が明るい
帰り道を照らす月が明るい。

昨日は、雪の降った後、雨になったので月は出ていなかったが、おとといもそういえば同じことを思った。調べてみると、その日が満月だったらしい。

冷たい夜気の中、立ち止まって月を見上げる。澄んだ空気と冴えた月の光がよく似合っている。もっとも、寒すぎて長い時間見上げていることはできなかったけれど。
[PR]
by kiki_002 | 2008-01-24 23:47 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
風呂上りの香り
BOBBI BROWNから先日発売になった新しいトワレ『BATH』。発売になる少し前、カウンターで試してみたら、本当にその名前のとおり、お風呂上りのような香り。

石鹸ともシャンプーとも言いがたい、爽やかで優しい香り。いまの季節と自分の年恰好から考えれば、もう少し女らしい甘みのある香りでもいいような気がする……などと思いつつ、つい欲しくなってしまった。

通勤電車の中で見かける女子高生にも、違和感なく似合いそうな香り。結局、買ってきてしまったので、朝そっとスプレーして出かける。

動くたびに、微かに柔らかい香りが感じられて、心地よい。
[PR]
by kiki_002 | 2008-01-23 21:20 | ファッション | Trackback | Comments(2)
観世流仕舞入門 10回目
先日行われた初謡会の余韻も覚めやらぬ中、今年最初のお稽古。

まずは年末に引き続き、『紅葉狩』。

最初に謡のおさらい、いつもより丁寧に、部分ごとに確認しながら謡っていく。なかなか難しいところもあり、珍しくホワイトボードに図を描いて説明してくださる。

それから仕舞。久しぶりなのですっかり忘れてしまっている……が、あらためて動いてみると、『熊野』に出てきたのと同じ動きも多く、とりあえず先生について動くとやや形になっている。(ような気がする)

2度ほど通した後、先生から、そろそろ次の曲に移りましょう、と言われる。あ~、まだちっとも覚えてないんだけどなあ……、などと言いながらも、なんとなくまあいいか、という雰囲気。

次の曲は『田村』。

この曲の主人公は、平安初期の武将である坂上田村麻呂。シテが武将である曲は、二番目物または修羅物と呼ばれる。

   *********************

清水寺を訪れた東国の僧が、そこで童子に出会い、寺の来歴を尋ねたり、ともに花見をしたりした後、童子は田村堂の中に姿を消してゆく。

後場では、夜通し読経する僧侶の前に、甲冑姿の武将が現れる。前場の童子は、実は坂上田村麻呂の霊であったらしい。田村麻呂の霊は、僧に向かって勇ましい合戦の様子を語り、御仏の力を讃えて、この能は終わる。

   *********************

今回教えていただく『田村』lクセは、この前場の僧と童子が花見をする部分であるらしい。

途中まで、先生について謡い、そのあと同じく先生について舞う。次にひとつひとつの動きの説明を聞きながら、動きを確認していく。

なんとなく、前の曲、その前の曲と共通する動きが多い。こうしてだんだん動きが覚えられるようになるだろうか?

練習している曲のテープかCDがあれば、少しは予習復習ができるのだけれど……。探してみようかと思っている。
[PR]
by kiki_002 | 2008-01-22 23:54 | 習い事など | Trackback | Comments(0)
  
だって、好きなんだもん!
by kiki
プロフィールを見る
画像一覧
ブログパーツ
検索