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演劇集団キャラメルボックス『きみがいた時間 ぼくのいく時間』
平成20年3月29日(土)19:00~、サンシャイン劇場にて。

原作/梶尾真治

脚本・演出/成井豊

出演/秋沢里志:上川隆也、梨田紘未:西山繭子、秋沢真帆:岡内美貴子、
野方耕市:西川浩幸、若月まゆみ:温井摩耶、山野辺光夫:阿部丈二、
佐藤小百合:渡邊安理、広川圭一郎:筒井俊作、
柿沼純子:坂口理恵、柿沼浩二:岡田達也、柿沼英太郎:左東広之、
萩原芽以子:青山千洋、栗崎健:三浦剛、12歳の紘未:小林千恵

個人的には、初のキャラメルボックス。梶尾真治さんのSFが原作のタイムトラベルものだという。SFは好きだし、上川隆也さんが久しぶりに出演されるというし、観てきた人の評判も上々だし、と期待は高まって、いそいそと劇場へ向かう。

これまで、研究一筋で生きてきた主人公 秋沢里志が、妻を得て愛情の大切さを知る。しかし、幸せな暮らしは長くは続かず、突然愛する人を失ってしまう。深い嘆きの末に秋沢が出した答えは……。

ロマンティックな純愛の物語とタイムマシンという素敵な組み合わせ。

主人公を演じる上川さんもよかったし、その妻役の西山さんもキレイだったが、個人的には、報われない愛を貫いて主人公を見守り続けた柿沼純子役の坂口理恵さんが印象に残った。純愛だと思う。しかも、彼女はそれで幸せだと言い切る。せつないけど、その気持ち、わかるよ~~。

そうそう、オープニングにダンスがあった♪こういうの、楽しくって好き。そして、テンポのいい場面転換が気に入った。笑わせるところもたくさんあるし、よくできていて、温かい気持ちになれるいい舞台だった。

少しだけ不思議だったのは、これだけ長い期間上演して大勢の観客を動員する舞台で、けっこう内輪受けのようなコネタが出てくること。端的に言って、いらないと思う。そんな身内受けを狙わなくても、ちゃんと面白いし、いい芝居なんだから。

まあこれは、おなじみさんじゃないのでネタがわからなかった者のひがみ。聞き流してください。

純愛もいいけれど、それよりタイムパラドックスについて考え始めるとはまってしまう。その証拠に、劇場からの帰り道、しきりにSF的考察(?)を語り合う声があちこちで聞こえた。久しぶりに、梶尾真治さんの本を読みたくなってしまった。あるいは『夏への扉』とか『マイナス・ゼロ』とかでも。
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by kiki_002 | 2008-03-31 23:57 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
舞台芸術としての狂言 『狂言劇場 その四』
3月29日(土)14時~、世田谷パブリックシアターにて。

狂言「盆山」
男:野村萬斎、何某:野村万之介
後見:中村修一

能楽囃子
大鼓:原岡一之、小鼓:古河裕己、太鼓:大川典良、笛:一噌幸弘

狂言「唐人相撲」
皇帝:野村万作、相撲取り:野村萬斎、通辞:石田幸雄
<上手>
楽人:竹山悠樹、牧嶋平、山際洋一、
武官:月崎晴夫、花田孝文、島田悠作、山岡達也、津田正広
側近:時田光洋、深田博治
唐子:多和田智大、野村裕基
文官:衣川佳克、関橋英作、小林安守
<下手>
楽人:高野和憲、田口恵介、千島淳平
武官:宇貫貴雄、寺尾翼、渡部直也、入月謙一、板谷隆次、平原テツ
側近:鎮西猛、徳山裕憲
唐子:高橋秀顕
文官:高橋脩允、梶川武雄、小美濃利明
髭掻:野村万之介
後見:岡聡史、石田淡郎、中村修一

いやあ、これは行ってよかった!!
年度末だし、土日出勤の可能性もあると思ってチケットを確保しておかなかったのだけれど、
どうやらご縁があったらしく、間近になって行けることになった。

AとBの2つのプログラムがあって、Aは「子盗人」、Bは「盆山」で始まる。
続く能楽囃子から、休憩を挟んで、今回のメイン「唐人相撲」へ。

観たのはBプログラムの日だったので、まずは「盆山」から。

この曲は、以前万之介さんと野村遼太郎くんの組み合わせで観たことがある。
ある男が、流行の盆山をたくさん持っている何某にねだったが、くれないのでこっそり盗りに行ってしまう。裏から忍び込むが、何某に見つかり、からかわれる話。

忍び込むときの擬音(メリメリメリとか)、犬や猿の鳴きマネをしたりとか、シンプルな笑いでわかりやすい。最後の鯛の鳴き声にいたっては、もう文句なく可笑しい。

打って変わって能楽囃子では、まず笛をじっくり聴かせてくれる。それから鼓や太鼓が入ってくる。こうしていると、伝統芸能への予備知識がなくても、聴いていて気持ちがいい音楽だと思える。

そして「唐人相撲」。

今回、2階席だったのだが、おかげで舞台全体がその奥行きを活かした演出までよく観ることができた。

左右と奥へ伸びる3本の橋掛かり。その奥に横たわる、もうひとつの舞台。そこに降ろされたホリゾントに、皇帝の御幸の行列がシルエットで現れる。その華やかで長い行列が進んで行く様子は、不思議にどこか懐かしく印象的な場面だった。

このとき、ある種の感動を覚えた、と言っても大仰だと笑わないで欲しい。先日観た「身毒丸」の地底のシーン同様、意味とかストーリーを超えて印象に残るシーンがそこにあった。

で、話の内容はというと、中国に渡り皇帝に仕えていた日本の相撲取りが故郷に帰りたくなって皇帝に暇乞いを申し出たところ、帰る前にもう一度相撲をとって見せるように言われる。皇帝の家来が次々に相撲取りに立ち向かうが、まったく敵わず、ついには皇帝自らが、立ち会うと言い出して……。

と、ストーリーそのものはいたってシンプル。長さの割りにセリフも多くない。

面白いのは、それぞれの立ち合いの動きの面白さ。次から次へと繰り広げられる取り組みは、なんとなく漫画的で少しナンセンス。誰が見ても可笑しいし、何も考えないでただ笑える。

それと、中国語の発音を真似ながらしゃべる唐音という偽中国語。ときどき日本語が混ざってみたり、雰囲気で何を言っているのかわかったり。通詞(通訳)を演じる石田さんに何度も笑わせられた。

この「唐人相撲」を観た後に、能楽囃子で感じたのとよく似たことを思った。

この舞台は、伝統芸能としての狂言について何も知らない例えば外国の方が見ても、ひとつの演劇として、面白いと感じることができるものだということ。舞台芸術としての狂言、というサブタイトルの意味がよく分かった気がする。
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by kiki_002 | 2008-03-30 22:40 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
マチソワ
今日は、14時から世田谷パブリックシアターで「狂言劇場その四」を、そして19時からサンシャイン劇場でキャラメルボックスの「きみがいた時間 ぼくのいく時間」を観てきた。

昼と夜、別々な公演を観るのは、どちらの印象も薄くなってしまいそうでホントはもったいない気がしてしまう。とはいえ日程の都合もあって、ときどきそういうこともある。(ちなみに、同じ芝居を昼夜観るのは、個人的には“あり”なんだけど……)

それでも今日は、昼と夜でまったく違うタイプの舞台だったし、時間もゆとりがあったので、まあよかったかな?と思う。なによりどちらもぜひ観たいと思っていたし、今日を逃すともう観られないはずだったから。

そしてどちらも、観に行けてよかったなぁ……と思える公演だったし。で、感想はまた改めて。
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by kiki_002 | 2008-03-29 23:57 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
白い炎
白木蓮の大木が満開だ。

一斉に開いた花のひとつひとつは、飛び立とうとする鳥のよう。

そして、木全体を見上げると、白く燃え上がる炎のように見える。
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by kiki_002 | 2008-03-28 22:43 | 日々のこと | Trackback | Comments(2)
ハスキーヴォイス
突然「サヨナラ」が聴こえてきて、思わず振り向いた。

1992年に大ヒットした曲。GAOさんのハスキーな声と印象的なメロディー。こうして聴くと、懐かしいような新鮮なような不思議な感じがする。

昨年、佐藤竹善さんがカヴァーしたらしい。きっとまったく雰囲気の違う曲に仕上がってるに違いない。それはそれで聴いてみたいような気がする。
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by kiki_002 | 2008-03-27 23:58 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
雨はどこへ行った?
職場を出ようとしたら、激しい雨。それだけでなく雷も鳴っている。
駅へ急ぎ、電車に乗る。靴はすっかり濡れてしまった。

で、ほんの3駅ほど電車に乗って、降りるとこちらでは、雨は降っていない。
止んだのではなく、最初から降らなかったらしい。道路も乾いている。

さっきまでいた場所ではあんなに降ってたのに……。

春の雨はきまぐれ。それも嫌いじゃない。
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by kiki_002 | 2008-03-26 23:56 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
オーシャンジャスパーのムービングブレス
暖かくなって薄着になってくると、だんだんブレスレットが活躍し始める。(……って、まだちょっと気が早いかな?)

ジィオデシックの伊勢丹新宿店で、いつだったか限定販売していたちょっと変わった石のブレスレット。オーシャンジャスパー。ブレスレットの上で石が動くようになっている。

艶消しのシルバーと不思議な色合いの石の組み合わせに惹かれて、買ってしまったもの。店頭で選ぶときも、石によってそれぞれまったく表情が違うので、ずいぶん迷って決めた覚えがある。

その名のとおり、海から来た石。手掘りでしか採掘できない石なのだという。なんとなく神秘的に見えるのは、そのせいかもしれない。

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by kiki_002 | 2008-03-25 22:48 | ファッション | Trackback | Comments(2)
いつも4人で……
「軟弱さと愚かさがオレの救い。それがなけりゃ、3日で死んじまわぁ~」ってなことを、あるマンガの登場人物が言ってたっけ。今日、突然そんなことを思い出した。

マンガのタイトルは『はみだしっ子』。家のない4人の子どもたちが、旅をする話。(って、説明が簡単すぎ?)

マジメで責任感が強いグレアム。マイペースで皮肉屋のアンジー。素朴で誠実な野生児サーニン。素直でカワイイ甘えん坊のマックス。いや、うまい説明ができないのだけれど、この4人がそれぞれ個性的で魅力的だったのは覚えている。

冒頭のセリフは、アンジーのもの。お洒落で気障で、シリアスになるのが照れくさくて、何かというとおどけてしまうアンジー。でも本当は誰よりも周囲に気を配り、友だちのこと大切に思っている。そんなアンジーが大好きで、繰り返し繰り返し読み返したものだった。

旅する4人の前に現れる大人たちは、ときに身勝手であったり、ときに卑劣であったりもした。

そんな中で、物語の終盤に4人を引き取った頑固なジャックと優しくて心配性のパム。この夫婦の奇跡のような誠実さ。けれど、これまでの4人の過去が、ここでただシンプルに幸せになることを許さなかった……。

いま、あの本はどこにあるのだろう?探して、また読み返しみたくなったのだけれど……。

『はみだしっ子』
著者:三原順
出版社:白泉社
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by kiki_002 | 2008-03-24 23:35 | | Trackback | Comments(0)
「ZARA」進出♪
手ごろなお値段と高いファッション性で知られるスペインのファッションブランド「ZARA」が、うちから車で30分くらいのところに出店したらしい。けっこう店舗面積も広いようなので、品揃えも充実してそうだ。(←まだ見ていないので、あくまでも願望を含んだ予想……)

この週末にでも行ってみたかったのだけれど、3月20日にオープンしたばかりで混んでいるだろうと思って自粛した。ちょっと落ち着いてきた頃、のぞいてみよう。

HPなどで見た感じでは、フラワープリントのワンピースやブラウスが気になる。春物のカワイイのがあるといいなぁ。
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by kiki_002 | 2008-03-23 22:52 | ファッション | Trackback | Comments(2)
『きもの、着ようよ!』
著者:平野 恵理子
出版社: 筑摩書房 (ちくま文庫)
発売日: 2008/3/10

最近、周囲に着物を着る人が増えている。

それでも、少し前までは、自分で着物を着たいとか、着物が欲しいとか、思ったことはなかったのだけれど。どうしてだろう、このところ急激に着物に興味がわいてきた。

しかも先日、着付けを習い始めたばかりの友人と浅草に出かけたとき、和装小物のお店を一緒にハシゴして、帯揚げやら帯締めやらを眺めたのが意外に面白かったりしたので、ますます気になってきた。

とはいえ、これまでの人生で着物を着たのが七五三と成人式、それから今年1月の初謡会を入れても5回くらいというレベルなので、帯揚げと帯締めの区別もつかない。せっかく興味がわいてきたのだから、と入門書のたぐいを買ってきて眺めたりしているのだけれど、やっぱり実際に着てみないと覚えられないよなぁ……と思っていた。

そんな中、この『きもの、着ようよ!』は、なんともタイムリーだった。

文庫になったばかりなので、本屋で平積みになっていたを手に取ってみると、着物の生地や帯の種類、季節の決まりごとなどがカワイらしいイラスト入りで解説されている。

着物に詳しい方にはいまさらだろうし、興味のない方には面白く感じられないかもしれないけれど、関心を持ち始めて、なんとなく言葉は知っていたり、聞いたことがあったりするくらいの自分にはピッタリだった。

着物の種類や格、いろいろな織りや染め、帯や足袋やその他の小物、着物を着るときに下に着るものなど、わかりやすく面白く書かれている。

そして何より気に入ったのは、この著者はいろいろな説明をしながらも、こうでなくてはいけない、と決め付けたりせず、できるだけ楽しくラクに着ることを考えている点だ。改まったお出かけでなく、普通に家で着たり、友人と食事するときに着て行ったり、そういう着物もいいな、と思える。

ついつい自分でも着物を着たくなって、読み終えてすぐ手軽に着ることのできそうな着物をネットで購入しそうになってしまった。(途中で我に返って、誰かに相談してから買うことにしたけれど)
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by kiki_002 | 2008-03-22 21:48 | | Trackback | Comments(2)
  
だって、好きなんだもん!
by kiki
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