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今年観た舞台で印象に残ったもの
ベスト10を決めるほどたくさん観ていないので、特に印象に残った舞台を3つだけ、観劇順に。

まずは、3月に観た「身毒丸 復活」。観る前にはそれほど好みのタイプの芝居だと思っていなかったのに、舞台が始まったとたん、そのレトロでいかがわしい雰囲気に引き込まれた。これはもう、ただスゴかったと言うしかない。芝居というものの見世物の部分を存分に活かした、祝祭的な舞台。観ることができて、本当によかった。

それから、5月の「わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-」。これはもう観る前から期待していたとおりの、あるいはそれ以上の出来栄え。野村萬斎さんの老武将役も尾上菊之助さんの演じるその息子も、凛々しく、同時に人間くさく、冒頭の森からラストの水音が聞こえる場面まで、様々なイメージと思いが生々しく、そして同時に美しく描かれていた。観た後に、人というものに絶望しない強さを与えてもらったような気がした。

そして、6月の「俺を縛れ!」。昨年から気になって観続けていた柿喰う客に、とうとうやられてしまった。いやぁ、なんて言ったらいいんだろう?とにかくスゴかった!堂々とした時代劇ぶりも、ありえない設定も、ふざけてるのかと思ってしまいそうなラストも、それらをまとめる全体の構成も、そして何より、舞台上を駆け抜けた若い役者さんたちの熱気も。観るたびにますます魅了された、圧倒的な舞台。

で、個人的に今年の主演男優賞を選ぶとしたら、「身毒丸」の藤原竜也さんでもなく、「わが魂~」の萬斎さんでもなく、「俺を縛れ!」の堀越涼さんということになる。キャラクターの振り幅もけれんみも素晴らしく、不思議な吸引力があった。

主演女優賞は、しゅうくりー夢の今年の2回の公演でどちらもヒロインを演じた松田環さん。作・演出そして主演までも彼女が務めた作品は、どちらも同世代の女性として本当に共感してしまう。特に8月の「Father Christmas,Don't Cry~2008下北Ver.~」は、何度観ても泣けてしまった。

演出はといえば、これはもう蜷川幸雄さんのお名前を挙げないわけにないかないだろう。上で挙げた「身毒丸」や「わが魂~」の他、「リア王」の平幹二朗さんの迫力や「ガラスの仮面」のヒロインたちの初々しい情熱など、今年観たどの作品も印象的で、パワーを感じさせられた。

特筆すべきは、柿喰う客という若い劇団の勢いだ。昨年の後半から観始めたのだが、その多彩な活動やメンバーおよび客演陣の幅広い活躍に驚いた。そして数十人でもたった一人でも、独自の世界観に客席を巻き込んでしまうその説得力はいったいどこから来るのか、それが知りたくてまた観に行ってしまうだろう。

伝統芸能も見応えがあった。「屋島」の中で奈須野与市を演じた萬斎さんの気迫。歌舞伎の「高野聖」での玉三郎さまの妖しくもたおやかな立ち居振る舞い。二十一世紀歌舞伎組のチームワーク。能でも狂言でも歌舞伎でも、高い完成度とともに時代に対応しようとする新しい工夫が様々な形で見られたことは、自分にとって大きな収穫だった。

大人数の賑やかなものも多かったが、一人舞台や二人舞台などの少人数の作品の緊張感も堪能した。中でもキャストが4人のみの「proof」という芝居を、2つのまったく異なるキャストで観たことは印象的だった。どちらも、完成度の高い脚本を緊張感を持って演じたいい舞台だったが、芝居というのは演出や役者によってこれほどイメージが変わるものなのだということを改めて思い知らされた。

ここに書いた他にも、大好きな作品や楽しませてくれた芝居がたくさんあった。いくつもの新しい出会い。さまざまな笑いや涙。いつまでこんなふうに芝居を観続けることができるのかわからないけれど、こうしてもらったたくさんの思い出は、大切な宝物となるだろう。
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by kiki_002 | 2008-12-31 21:28 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
今年観た芝居の簡単なリスト
昨年に引き続き、今年もけっこう芝居を観に行った。回数にして64回。リピートしたものもあるので、芝居の数としては46本。観ることのできたすべての舞台に感謝を。


1月 5日19:30~、柿喰う客 第12回公演『サバンナの掟』(再々演)@シアタートラム
1月27日13:30~、松木千俊独立二十周年記念 第21回『檀の会』@観世能楽堂
2月 2日12:00~、彩の国シェイクスピア・シリーズ第19弾
          『リア王』@彩の国さいたま芸術劇場大ホール
2月 8日18:30~、狂言 万作の会@栃木県総合文化センターメインホール
2月 9日14:00~、しゅうくりー夢 Vol.44「女探偵冴羽優羽~Case File:天使~」@シアターVアカサカ
2月 9日18:00~、しゅうくりー夢 Vol.44「女探偵冴羽優羽~Case File:天使~」@シアターVアカサカ
2月10日14:00~、しゅうくりー夢 Vol.44「女探偵冴羽優羽~Case File:天使~」@シアターVアカサカ
2月10日18:00~、しゅうくりー夢 Vol.44「女探偵冴羽優羽~Case File:天使~」@シアターVアカサカ
2月11日14:00~、しゅうくりー夢 Vol.44「女探偵冴羽優羽~Case File:天使~」@シアターVアカサカ
2月29日14:00~、ハイリンド第5回公演「もやしの唄」@THEATER/TOPS
3月15日13:30~、こまつ座第八十四回公演『人間合格』@紀伊國屋サザンシアター
3月16日14:30~、NAKANO-ZERO NOH ろうそく能『安達原』@なかのZERO大ホール
3月21日19:00~、『身毒丸 復活』@彩の国さいたま芸術劇場
3月29日14:00~、舞台芸術としての狂言『狂言劇場 その四』@世田谷パブリックシアター
3月29日19:00~、演劇集団キャラメルボックス
          『きみがいた時間 ぼくのいく時間』@サンシャイン劇場
4月 5日14:30~、こしがや能を見る会「吉野天人」@こしがや能楽堂
4月27日15:00~、キリンバズウカ 『飛ぶ痛み』@王子小劇場
5月 4日19:00~、「わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-」@Bunkamuraシアターコクーン
5月11日14:00~、「わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-」@Bunkamuraシアターコクーン
5月25日14:00~、「わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-」@Bunkamuraシアターコクーン
5月27日14:00~、「わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-」@Bunkamuraシアターコクーン
6月 1日16:30~、ハイリンド第6回公演「proof」@下北沢小劇場 楽園
6月14日11:00~、歌舞伎座百二十年六月大歌舞伎 昼の部「新薄雪物語/俄獅子」@歌舞伎座
6月21日14:00~、柿喰う客 第13回公演『俺を縛れ!』@王子小劇場
6月21日19:00~、『能楽現在形 劇場版@世田谷』@世田谷パブリックシアター
6月29日14:00~、柿喰う客 第13回公演『俺を縛れ!』@王子小劇場
6月29日19:00~、柿喰う客 第13回公演『俺を縛れ!』@王子小劇場
7月12日12:30~、新感線☆RX 『五右衛門ロック』@新宿コマ劇場
7月12日20:00~、東京ネジ第10回公演『みみ』@アトリエヘリコプター
7月16日20:00~、東京ネジ第10回公演『みみ』@アトリエヘリコプター
7月18日17:00~、歌舞伎座百二十年『七月大歌舞伎』夜の部「夜叉ヶ池/高野聖」@歌舞伎座
7月27日13:00~、宇都宮能 喜多流@平成宇都宮市文化会館
7月31日19:00~、しゅうくりー夢Vol.45「Father Christmas,Don't Cry~2008下北Ver.~」@駅前劇場
8月 2日19:00~、しゅうくりー夢Vol.45「Father Christmas,Don't Cry~2008下北Ver.~」@駅前劇場
8月 3日19:00~、しゅうくりー夢Vol.45「Father Christmas,Don't Cry~2008下北Ver.~」@駅前劇場
8月 4日19:00~、しゅうくりー夢Vol.45「Father Christmas,Don't Cry~2008下北Ver.~」@駅前劇場
8月 9日13:30~、音楽劇『ガラスの仮面』@彩の国さいたま芸術劇場大ホール
8月17日12:00~、「幕末純情伝」@新橋演舞場
8月17日17:00~、タカハ劇団納涼番外企画公演
          「ボクコネ~ボクはテクノカットよりコネチカット~」@駅前劇場
8月29日19:30~、柿喰う客 第14回公演『真説・多い日も安心』@吉祥寺シアター
8月29日14:00~、二十一世紀歌舞伎組「新・水滸伝」@ル テアトル銀座
8月31日14:00~、柿喰う客 第14回公演『真説・多い日も安心』@吉祥寺シアター
9月 6日18:00~、花組芝居「怪談牡丹燈籠」@あうるすぽっと
9月10日14:00~、花組芝居「怪談牡丹燈籠」@あうるすぽっと
9月14日18:00~、花組芝居「怪談牡丹燈籠」@あうるすぽっと
9月14日13:00~、劇工房月ともぐら vol.9『夏の夜の夢』@豊島区立南大塚ホール
10月 4日19:00~、万作・狂言十八選 第八回-宮島狂言-@広島厳島神社能舞台
10月 6日19:30~、黒色綺譚カナリア派第九回公演
          「そまりえ~或る模倣画家の苦悩~」@ザムザ阿佐谷
10月11日19:00~、水木英昭プロデュース
        「眠れぬ夜のホンキートンクブルース完結編~ホスト参上~」@シアターサンモール
10月11日14:00~、踊るやくざ第二章完全版VOL.1
           『極道LIVE-舞踏派武闘、復活。』@元麻布ギャラリー
10月18日18:00~、彩の国シェイクスピア・シリーズ第20弾
           「から騒ぎ」@彩の国さいたま芸術劇場大ホール
10月25日13:00~、アトリエ・ダンカンプロデュース「サド侯爵夫人」@東京グローブ座
10月25日17:00~、加藤健一事務所vol.70 音楽劇「詩人の恋」@紀伊国屋サザンシアター
11月16日16:00~、世田谷シルク「接触」@Gallery LE DECO4F
11月16日13:00~、世田谷シルク「接触」@Gallery LE DECO4F
11月20日18:30~、朗読と音楽で綴る言の葉コンサート
           「坂東玉三郎が語る天守物語」@栃木県総合文化センターメインホール
11月22日14:00~、柿喰う客企画公演 七味まゆ味一人芝居「いきなりベッドシーン」@王子小劇場
11月22日15:30頃~、柿喰う客企画公演 玉置玲央一人芝居「いまさらキスシーン」@王子小劇場
11月22日19:00~、「友達」@シアタートラム
11月29日18:00~、舞台芸術としての狂言「狂言劇場 その伍」@世田谷パブリックシアター
12月13日19:00~、劇団競泳水着第十回記念公演「プリンで乾杯」@王子小劇場
12月23日13:00~、音楽座ミュージカル「マドモアゼル・モーツアルト」@東京芸術劇場中ホール
12月27日14:00~、コロブチカ旗揚げ公演「proof」@王子小劇場
12月27日19:00~、乙女企画クロジ☆第七回公演「僕の愛した冒険」@シアターモリエール


特に印象に残った舞台や人については、明日。
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by kiki_002 | 2008-12-30 21:18 | 舞台 | Trackback | Comments(6)
乙女企画クロジ☆第七回公演「僕の愛した冒険」
平成20年12月27日19:00~、シアターモリエールにて。

作・演/澁谷光平(スプリングマン)

出演/
北川アキオ:藤波瞬平
田中ヨウコ(アキオの部屋にやってきた女性):福圓美里(シグマ・セブン)
ミカ(アキオのガールフレンド):若林直美
松永(アキオの同僚):武藤啓太
坂井(アキオの同僚):木村はるか(プロ・フィット)
田村ユミコ(アキオの姉):松崎亜希子(元氣プロジェクト)
田村マサオ(ユミコの夫):市来光弘(元氣プロジェクト)
澤田(ヨウコの夫):波多野和俊(カレイドスコープ)

主人公はアキオという26歳の若者。フリーターだけれど、バイトもサボりがち。部屋も無残なほど散らかっている。長いつきあいのガールフレンドとも、恋人にまでは発展できず中途半端な日々。

気力も気概もなくて、なんとなくやりたいことが見つからない……と言いながら過ごすアキオの前に、ある日とつぜん現れたヨウコ。それは、いつもバイト先のコンビニにコーヒー牛乳を買いに来ていた女の子だった。

『旅をしてるの』というヨウコに対して、『ここにいていいよ』とアキオが言ったことで、平凡な日常が少しだけ形を変えていく。

仮病でバイトをサボるアキオの様子を見に来た同僚や、アキオの姉と結婚したばかりのその夫などを巻き込んで、ヨウコに付きまとうストーカー(実はヨウコの夫)と対決しようとするのだが……。

ヨウコが去って行った後、平凡な日常に戻ろうとするのかと思ったら、そのまま旅に出るアキオ。『帰ってきたら、つきあおう』とミカに言って。歩き出すアキオを見送り、少し楽しそうに部屋を片付け始めるミカが可愛い。

主人公のアキオの造形が秀逸。だらしなくて、いいかげんで、無責任で、弱くて、そのくせいいカッコしいで、しかもやっぱり憎めないのは、彼の見せるささやかな優しさや前向きさゆえだろうか。

アキオ役の藤波さんは、これまで拝見してきた役とはまるっきり違うゆる~~いキャラクターを、情けなく、しかも愛すべき主人公として演じていた。

ヒロインのヨウコとのまったりとした会話も、お互い憎からず思っているミカとの素直になれないやりとりも、ごく自然で少しキュンとなった。

バイト先の同僚、松永の生意気だけれど頼もしい感じとか、ユミコとマサオ夫婦の会話に現れる微妙な力関係とか、ドンキで買った可愛くないぬいぐるみの登場の仕方とか、細かいところがさりげないけれど印象的。どの登場人物も、しょうもないヤツなのになぜか憎めなくて、しだいに好きになってくる。その温かい感じが気持ちいい。そういう芝居だった。
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by kiki_002 | 2008-12-29 23:58 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
コロブチカ旗揚げ公演「proof」
平成20年12月27日14:00~、王子小劇場にて。

柿喰う客のイケメン女優、コロさんが立ち上げた新しいユニット「コロブチカ」。その旗揚げ公演を観るために王子小劇場へ出かけた。

脚本/デイビッド・オーバーン

翻訳/谷 賢一 (DULL-COLORED POP)

演出/黒澤 世莉 (時間堂)

出演/キャサリン:コロ (柿喰う客)、ハロルド:小谷 真一
クレア:こいけ けいこ (リュカ.)、ロバート:鈴木 浩司

【作品あらすじ】
シカゴのとある寒い冬、天才数学者・ロバートは、彼にとって二度目の世紀の大発見である偉大な「証明」をノートに書き続けていた。それほどの「証明」を、彼は誰にも見せようとしなかったし、誰もそれを見ようともしなかった。なぜなら彼は、気が狂っていたから。
たった一人で彼の身の回りの世話をしていたロバートの次女・キャサリンは、遺稿の整理に訪れた若い数学者・ハルと、ノートの持ち出しを巡って激しく争う。父の書斎をそのままにしておきたいキャサリンと、埋もれているかもしれない新たな業績を発掘したいハル。
やがてキャサリンは、彼女にとって最も重要な一冊のノートを父の書斎から持ち出し、ハルに託す。なぜなら彼女は、……。(「コロブチカ」ブログより)

           ※    ※    ※

「休憩です」と言われて、驚いた。まだ開演からさほど時間が経ったように感じなかったのに、時計を見るとすでに1時間以上経過していたから。

舞台はある家のテラス。テーブルと椅子が2つ置いてある。テラスの外側にはブランコ。家とテラスを繋ぐドアと窓。そこで物語は始まる。ある数学の証明を巡る物語。同時に、人と人とのつながりや信頼を巡る物語。

天才数学者だった父。精神を病み、次女のキャサリンがずっと面倒を見ていたのだが、その父が死んだ。

父の才能を受け継ぐと同時に、精神的な不安定さまでも受け継いでしまったかもしれないキャサリン。繊細過ぎて人間関係を築くのが下手なキャサリンを演じるコロさんが素晴らしかった。あて書きかと思うほど(もちろん、そんなはずはないのだが)、キャサリンの不安も自負も、そして強さをもしっくりと表現していた。

父ロバートの残した膨大なノートの中に新しい数学の発見はあるのか。それを探すロバートの元教え子ハロルド。陽気で有能で魅力的なハロルド、しかし自分の才能に対する自負と焦りを抱える彼の様子や、キャサリンとの気持ちのやり取りを小谷さんが明快に演じていた。

ニューヨークで暮らすキャサリンの姉クレア。長身で美しいこいけさんが、この芝居の登場人物の中でもっとも現実的な女性を演じて説得力があった。ある意味、キャサリンにとって現実の世界の象徴ともいえるクレア。その強引さも理解の足りなさも、決してクレアのせいではない。彼女は彼女なりに父と、そして妹を愛しているのだから。

そして、ロバートを演じる鈴木さん。愛娘キャサリンへの愛情。ストーリーの要となる、冬の夜の回想シーン。天才の発露なのか、狂気の再発なのか、そのせめぎあいを緊張感を持って演じていた。

人が人を信じることの難しさ。人恋しい気持ち。家族への思い。そして恋。それぞれの登場人物の表情が表す心の動きに、観ていると自然に共鳴してしまう。

キャサリンはただ信じて欲しかっただけ。それでも、ハロルドの謝罪に心を開こうとする彼女の強さ。この恋人たちが幸せになりますように、と祈らずにはいられない。

観終わった後に、少しだけやさしくなれそうな気がする、そんな芝居だった。
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by kiki_002 | 2008-12-28 22:18 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
年の瀬
昨日、仕事納めを迎え、今年の仕事も無事に終了。

今年はなんだかあわただしい1年だった。充分に勤められたかどうかはわからないが、なんとか大きなトラブルもなく過ごせたので、まずはよかった。

仕事でもそれ以外でも、やり残したことはいろいろあるけれど、もう今年もまもなく終わり。

今年の反省と新しい年への期待を込めて、年末年始の準備を始めなくては。

……といいつつ、今日も遊んでしまいましたが。
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by kiki_002 | 2008-12-27 23:57 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
風花
朝、電車を降りると……何か白いものがはらはらと空から舞い落ちてくる。

雪……というより、風花だ。空は明るく、ただ北の方は雲が濃く垂れ込めている。きっと北部は雪が降っているのだろう。

Wikipediaによれば、
『風花(かざはな、かざばな)は、晴天時に雪が風に舞うようにちらちらと降ること。あるいは山などに降り積もった雪が風によって飛ばされ、小雪がちらつく現象のこと。』
とのこと。

昼休みに外へ出たときにも、深々としみるような寒さの中、風花が舞っていた。覚めて見る夢のように、不思議に美しいものがゆっくりとこの地上に舞い落ちてくる。思わず、一瞬足を止めて空を見上げた。
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by kiki_002 | 2008-12-26 23:59 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
「さよなら」
なんとなくつけてあったテレビから、聴こえてきたこの曲。久しぶりに聴いたよ。

この声、この歌詞、そしてこのメロディ。……しみるなぁ。


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by kiki_002 | 2008-12-25 22:33 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
ガーティック・グリーンアゲート
久しぶりにジィオデシックのリングを購入した。

定番のガーティックに、e-shop限定でグリーンアゲートが登場したのを見て、思わず買ってしまったのだ。

リングのアーム部分も素敵なので、人差し指にも合わせられるよう、やや大きめのサイズを選んだ。ネットにアップされた写真を見ながら真剣に石を選び、ゴールドの配色やシルバーの仕上げも悩んだ末に決めるなど、ジィオデシックらしい楽しみを満喫。

頼んだのは、11月下旬。そしてようやく、昨日手元に届いた。見ていると深いグリーンの石に癒される。自分へのクリスマスプレゼント……というところだろうか。

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by kiki_002 | 2008-12-24 23:54 | ファッション | Trackback | Comments(2)
音楽座ミュージカル「マドモアゼル・モーツアルト」
平成20年12月23日13:00~、東京芸術劇場中ホールにて。

原作/福山 庸治

演出/ワームホールプロジェクト(「ワームホールプロジェクト」は音楽座ミュージカルの創作システム)

脚本/横山 由和・ワームホールプロジェクト

出演/モーツァルト:髙野菜々
サリエリ:広田勇二、コンスタンツェ:安彦佳津美
シカネーダー:吉田朋弘、カテリーナ:秋本みな子
フランツ:山崎義也、レオポルト:新木啓介、
コンスタンツェの母:新木りえ/堀川亜矢
ダ・ポンテ:藤田将範、アンナ:浜崎真美
石像:佐藤伸行、ナンネル:清田和美
ドン・ジョバンニ:安中淳也、夜の女王:野口綾乃
レポレッロ:徳原宇泰、パパゲーナ:片山千穂
フィガロ(従者):渡辺修也、ダーメ:伊沢絵里子
フェランド:山口博之、タミーノ:兼崎 ひろみ
グリエルモ:萩原弘雄、スザンナ:宮崎祥子
ケルビーノ:井田安寿/大川麻里江
フィオルデリージ 堀川亜矢/松田千穂
ドラベッラ:野田久美子
ツェルリーナ:富永友紀/河村真希

友人の強力なプッシュにより観に行くことにした音楽座のミュージカル。そういえばミュージカルなんて久しぶりだ。

そしてモーツァルトといえば、映画「アマデウス」があまりにも印象的で、そのイメージにどうしても引きずられてしまう。モーツァルトが女性だった……という、マンガを原作としたこの「マドモアゼル・モーツァルト」、いったいどんな舞台なんだろう?

幕が上がり、モーツァルトが死を迎えようとする場面から始まる。そこから一転して、子ども時代のモーツァルトが、精霊たちと交流しながら音楽を生み出していく場面へとつながる。

その天賦の才を見出した父により、少女エリーザは男として音楽の道に生きていくことになる。幼い少女の弾く天空の音楽。なぜかこの場面で、早くも涙が出そうになる。

シンプルで美しく、軽やかで優しい音楽。白い衣装をまとった14人の精霊たちが、舞台中を飛ぶように踊り続ける。体重などないかのように、軽々と舞う彼らは、モーツァルトの生み出した様々なオペラの登場人物を象徴している。

モーツァルトの生み出す音楽に、熱狂するウィーンの人々。彼をライバル視するサリエリや成り行きから結婚してしまったコンスタンツェ、弟子のフランツなどとの間で惑いながら、ただ音楽だけを愛し続けているモーツァルト。

父の死。女性としての自分を取り戻そうとする試み。サリエリとの淡い恋。しかしモーツァルトにとって、やはり音楽が、音楽だけが大切なもの。

それを如実に表すのが、サリエリの書いた曲を弾きながら編曲していく場面。映画にも似たシーンがあったが、この舞台でもとても印象的な場面となっていた。

無邪気に音楽を愛し、音楽に愛されているモーツァルト。サリエリのプライドも、女性としての姿も関係なく、自分の指から流れ出す音にだけ忠実に弾いていく。サリエリの書いたフレーズが、軽やかにキラキラとしたモーツァルトの音楽に変わっていく瞬間。

チャーミングで軽やかで、そしてどこか悲しい。モーツァルトの音楽にも似た透明感のある舞台だった。

無邪気な天才を演じたヒロインと同じくらい、音楽というものが、この舞台の主人公となっていたように思う。
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by kiki_002 | 2008-12-23 23:31 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
エピ・レザーのスピーディ25
グルナードという鮮やかな色に惹かれて、購入してしまった。形は定番のスピーディ(小型のボストンタイプ)。サイズは、25cm x 19cm x 15cmという小振りなもの。ちなみに、グルナードというのは、『ざくろ』という意味らしい。

写真ではわかりにくいけれど、明るい紫というか濃いピンクというか、なにしろ可愛らしい色だ。
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外側にもポケットがあるので、電車通勤でも大丈夫。
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書類を入れるにはやや小さいけれど、ふだんの通勤には充分対応できるだろう。夏はキャンパス地などのカジュアルなものを手に取りがちだけれど、冬にはキレイな色の革やお仕事向きのカチッとしたバッグが欲しくなる。

……っていうか、そもそもバッグ好きなんだよね、きっと。あいかわらず道楽が多くて困ったものだ。
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by kiki_002 | 2008-12-22 23:52 | ファッション | Trackback | Comments(0)
  
だって、好きなんだもん!
by kiki
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