<   2009年 03月 ( 28 )   > この月の画像一覧
アニエスベーのオンラインショップ
明日、4月1日の正午から、agnès b. SHOPPING ONLINE がオープンするらしい。

アニエスベーの服は好き。カジュアルなものもさりげなく品がいいし、しかもどことなく可愛い。つい先日も、春物のカットソートとスカートを買ってしまったばかり。

だから、オンラインショップがオープンすると聞いて、うれしいような困ったような気分。ますます衝動買いが増えてしまうんじゃないかしら?

まあアニエスベーの服は、なにより実際に着てみたときのシルエットがステキなので、店頭で試着したときの方が衝動買いしやすいかもしれないけどね。

オープン記念として、4月末まではすべて送料無料ということなので、とりあえずちょっとのぞいてみようか、とは思ったりして。

http://www.agnesb.co.jp/ec/
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-31 23:54 | ファッション | Trackback | Comments(0)
体育会系
なんとなくスッキリしない日が続くと、身体を動かさなきゃ……という気分になる。

食べることも眠ることも、健康には大切だし、マッサージやエステでリフレッシュするのもいいけれど。

なんとなくダルかったり、代謝が悪いように感じたり、肩がこったり、そういうときにとりあえず、ラジオ体操でも、なんて思ってしまうのは、自分が体育会系だからだろうか。中学高校と運動部だったので、身体を動かさないと、マズいような気がするんだよね。とは言いながら、最近すっかり運動不足。

で、冗談抜きでとりあえずラジオ体操を始めた。あとは少しでいいから、久しぶりに走ってみようか、なんて思ったり。

いや、長いこと運動らしい運動はしていないから、すぐに走るのは無理だろうか?とりあえず、しばらくはラジオ体操を続けてみようかなとか思ってる。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-30 23:45 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
観世流仕舞入門 33回目
前回に引き続き、「蘆刈 笠之段」の稽古。

前回見学していた方が、今日から稽古に参加していた。そのため「蘆刈」を進めながらも、基本の確認という雰囲気もあり、なかなかいいお稽古だったように思う。ただし一応、謡も仕舞も最後まで通した。いやぁ、全然覚えられないんだけどね(汗)。

曲全体を通して、もう少し動きを確認しておいたほうがいいんだろうなぁ。後半は、扇を平らに持って何かをすくうような仕草をしたり、六拍子から踏み返して七拍子に続いたり、目新しい動きもあったりするし。

片手で扇をかざすような「雲扇」の型などは、先生の舞うところを観ると惚れ惚れするくらいカッコいい。それと半身になって、向きをかえるところとか。同じように動いてるつもりでも、なんでああいうふうにできないのかな~。続けていればいつかは少しでも先生の動きに近づけるんだろうか?自信ないけどね~~。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-29 23:22 | 習い事など | Trackback | Comments(0)
劇団め組「新撰組」
平成21年3月28日17:00~、SPACE107にて。

作/合馬百香
演出/与儀英一

出演/
沖田総司:入木純一、土方歳三:井上真一、近藤勇:秋本一樹、山南敬助:菅原貴志

菊川浩二、石原幸弘、中島圭一、竹下圭一郎、丹原新浩
三村正志、岡本純治、馬場真彦、又吉健介

高橋佐織、武田久美子、松本具子、宮尾育美、清水祐美子
八島未来、横山千春、稲垣由美、木下好栄、稲垣納里子

河本博志、玉城誠、吉葉結花、山本綾乃

清川八郎・中岡慎太郎・高田又四郎:野村貴浩
新見錦・伊東甲子太郎:土山壮也
平山五郎・岡田以蔵・佐々木只三郎:新宮乙矢
芹沢鴨・坂本龍馬:藤原習作


よくコメントをくださるMegさんのブログでタイトルを見かけて、それ以来気になっていたこの舞台。なんとか都合がついたので、観に行ってきた。

幕末という時代が気になる。いや歴史は詳しくないけど、さまざまな小説や映画やマンガ、舞台などの題材にもなったそのドラマティックさに惹かれるのだろう。特に、ずっと前に読んだ「あさぎ色の伝説」や「天まであがれ!」などのマンガのイメージがあるためか、新撰組にはちょっと思い入れがある。

初めて観る劇団なので、最初は人の見分けがなかなかつかない。しかし最初の場面、芹沢鴨一派への対応で、近藤・土方・沖田の主役3人それぞれの個性を把握させる展開に、まずはホッとひと安心。

浪士隊が京都についたのは、桜の花が咲き誇る春の1日。荒々しい江戸の男たちと強くしなやかな京の女たちの出会い。女たちの衣装を観るだけでも華やで楽しい場面。

近藤たち主役グループもよかったが、近藤たちと対立する芹沢一派がなんとも印象的。しかも、芹沢鴨を演じた役者さんが坂本龍馬を演じたりするのがまた楽しい。芹沢のイカレた感じと、坂本のスケールの大きさのギャップがよかった。

その芹沢一派の平山五郎を演じた方は、岡田以蔵・佐々木只三郎と3役。いやこうして並べた役名を見るだけでも、殺陣の上手な方なのだろうということがわかる気がする。ワイルドな雰囲気と声の良さが印象的で、特に以蔵の登場シーンにしびれた。

全体には、予想よりスタンダードな内容で新撰組を描いていたように思えた。主役の3人は、一般的なイメージを崩さないような近藤・土方・沖田をきちんと演じていて、好感を持った。特に病に倒れた後の沖田総司の「いまなら山南さんの言ったことがわかる気がします。でも、自分で選んだ道ですから……」というセリフに、既成の総司像を象徴する透明感が感じられた。

迫力のある殺陣もたっぷりあって、それだけでも見応えがあった。そして、新撰組を巡る女たちの哀切な思い。

沖田の発病・山南の切腹など、物語が進むにしたがって、新撰組のメンバーを覆うような閉塞感が感じられてくる。彼らの選んだ道に、先が見えないからだろうか。その息苦しい雰囲気がうまく表現されていて、それでもそのまま進み続けた彼らの生き方の哀れさが切実に感じられた。

ラストに総司の死の場面を選んだのはややありがちかとも思うが、これまでの登場人物が行き交う回想シーンの美しさがせつなさを増して、胸に迫るエンディングとなった。

終演後、会場を出ようとしたら、劇場から出口へと向かう階段に、衣装をまとったままの役者さんが出ていらして、観客を見送ってくれていた。やや緊張しつつ、『お疲れさまでした』と声をかけながら、劇場を後にした。

桜舞うこの季節にふさわしいこの舞台。「燃えよ剣」でも読み返してみようか、なんていう気分になった。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-28 23:58 | 舞台 | Trackback | Comments(2)
好きなミステリーランキング
これまで読んだミステリーの中で、好きな作品を選ぶとしたら……。とりあえず超個人的ミステリーベスト5(日本編)は次のとおり。

1 大誘拐(天藤真)

2 鉄鼠の檻(京極夏彦)

3 空飛ぶ馬(北村薫)

4 我らが隣人の犯罪(宮部みゆき)

5 なめくじ長屋捕物さわぎ(都筑道夫)


いや、こうやって考えてみると、忘れてる作品がありそうな気がして落ち着かない。

でもとりあえず、『大誘拐』は面白いっす。読んだことのない方はぜひ。映画化もされていて、けっこう原作のイメージどおりではあるんだけど、あの本を初めて読んだときのワクワク感は格別。

京極堂のシリーズはどれもすごく好きなんだけど、『鉄鼠の檻』はもう、数え切れないくらい読み返した。読んでるうちに思わず悟りを開きそうになる(?)仏教ミステリー。

『空飛ぶ馬』は、いわゆる日常の謎タイプの連作短編。この手の話にはそもそも弱いんだけど、特に主人公の造形と、探偵役の設定が魅力的。このシリーズの作品も、ハズレなくどれも好き。

『我らが隣人の犯罪』は、完成度の高い短編が詰まった珠玉の1冊。中でも、「サボテンの花」という作品は、ホントに素敵だと思う。

『なめくじ長屋捕物さわぎ』は、砂絵のセンセーを始め大道芸人ばかりが住むなめくじ長屋の連中が、小遣い稼ぎのために活躍する捕物帳。江戸の風俗も含めて楽しめるシリーズ。

書いているうちに、他にもいくつか、ベスト5に入れたい作品を思い出してしまいそうだ。そうそう、探偵役の少年が魅力的な『遠きに目ありて』や植物と日常の謎のコラボレーション(?)『いざ言問はむ都鳥』などの短編集も、上の5冊のどれかと入れ替えてもいいくらい好き。

きっと考え始めると、もっといろいろ思い出してきそうな気がする。でも、とりあえずここにあげたのは何度読んでも面白いと思えるミステリーばかりだ。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-26 23:56 | | Trackback | Comments(0)
『チョコレートビースト』
著者:加藤 実秋
出版社: 東京創元社(創元推理文庫)
発売日: 2009/2/13

ちょうど昨年のいまごろ、文庫版が出るのを待ってさっそく読んだ『インディゴの夜』。この『チョコレートビースト』はその続編で、前作同様4つの短編が収められた連作ミステリーだ。

「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」

フリーライターの晶が何気なく言ったこの言葉から生まれた「club indigo」。インディゴのオーナー(の片割れ)でもある晶を中心に、もう一人のオーナー兼窓際編集者の塩谷や、謎めいたマネージャー憂夜さん、個性的なインディゴのホストたち、そしてライバル店のナンバー1である空也などが、さまざまな事件に係わり、解明していく。

表題作は、なぎさママの愛犬『まりんちゃん』こと43万円(インディゴの連中は、その犬がペットショップで買われたときの値段で呼んでいるのだ)がさらわれた事件の話。

前作より面白く感じたのは、おなじみになった登場人物に感情移入しやすいからか、あるいは事件そのもののバラエティに富んだ謎の面白さゆえか。

夜の街を舞台にしながら、カラッとした爽やかな印象で、気持ちよく読めるミステリー。このシリーズがもうしばらく続いてくれるといいなぁ。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-25 23:58 | | Trackback | Comments(0)
模様替え
お部屋……じゃなくて、ブログのスキン。携帯からの方には、見てもらえなくて残念だけれど、風に舞い散る桜のデザインにしてみた。いや実は、去年の今頃もこれだったんだけどね(汗)まあ、やっぱりこの時期、桜でしょう!

仕事帰りの電車の中、携帯から他の方のブログを見ていたら、桜の柄に模様替えしてた方がいたので、ついつい自分も雰囲気を変えたくなっちゃって。見た目が変わるだけでも、なんとなく新鮮。

自分の着るものや寝具なんかも、そろそろ入替えしないとねぇ。まあ、これがなかなかできないんだけど。

今日は、WBCの話題とか(いや盛り上がった~~)、読み終えた本の感想とか、いろいろ書くことあるような気もするけど、まあいいや(←ん?)。

とりあえず明日の出張に着ていけるように、冬物ではないスーツを引っ張り出しておかないと。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-24 23:56 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
油断した……。
朝は暖かったから、ついつい薄着で仕事に出かけた。まあ、午前中はいい天気だったけど、風は強かったらしい。

で、帰りはけっこう寒かった。夜、駅から自転車で帰るとき、ちょっと後悔。まあ、薄手のコートは着ていたけどね。それでも、手袋を持ってこなかったのは失敗だった。まだまだ油断は禁物だなぁ~。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-23 23:53 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
Dotoo!「鬼の如く、地獄の如く、恋の如く~強くて熱くて甘いのですよ~」
平成21年3月21日19:00~、下北沢駅前劇場にて。

作・演出/福田卓郎

出演/
水野加織:二村愛、鴻池幸輔:松下哲、
水野健太郎:青木拓也

夏目漱石:平川和宏、芥川龍之介:片平光、
北原白秋:ヨシケン(動物電気)
平塚たいてう:三上綾、与謝野晶子:桜岡あつこ、
伊藤野枝:井川千尋(アロッタファジャイナ)、
菊池寛:デ☆ら、森田草平:片山裕亮

「立ち昇る情熱の香りは一杯五銭でドーナツつき」

1913年(大正2年)、銀座にブラジルコーヒーのカフェがオープンした。
芥川龍之介、高村光太郎、菊池寛、与謝野晶子、宮沢賢治、平塚らいてう、北原白秋など、多くの文士が通った大正ロマンに代表される珈琲文化発祥の地。「銀座にブラジルコーヒーを飲みに行こう」というのが「銀ブラ」の語源だとも言われている。店主はコーヒーの普及に命をかける男、集まる客は一筋縄ではいかない曲者ぞろい、何も起こらぬわけがない‥‥。

今回の物語は実在するcafe´をモデルに描く架空の珈琲譚。「鬼の如く強く、地獄の如く熱く、恋の如く甘く」というキャッチフレーズで売り出したブラジルコーヒーのような魅力にあふれた若者たちの情熱の香りをお届けします。(公式HPより)

     ※     ※     ※

しゅうくりー夢に何度か客演された青木拓也さんが所属する劇団、Dotoo!(ドトォ!)の公演を観に行った。

大正時代の文士たちっていうのが、まずけっこう好き。当時のカフェを舞台にした話なのだろうと思って観に行ったのだけれど……。

物語が始まってみると、どうやら時は現代。舞台はビルの地下にあるコーヒー専門店『オブリガード』の店内。大きな地震が起きて、地上への出入り口がふさがるという、大変な事態に直面しているのは、この店を経営する水野加織とその兄 鴻池幸輔の2人。加織の夫 健太郎は、地震の少し前に、銀行へと出かけたらしい。

しかし、大変なのは地震による被害だけではなかった……。

どういうわけか、夏目漱石を始めとする過去の文豪たちが、どこからともなく次々と現れ始めたのだ!この店の創立当時、常連だった者たちやそうではない者もいる。幽霊というにはリアル過ぎるし、そっくりさんだとしても、なぜここへ来たのかわからない。

まあ、何しろ面白いのは、けっこうイメージに似せながら、ちょっと外したところもある文豪たちのキャラクター。痩せぎすで繊細なイメージの龍之介が、妙に明るくてたくましかったり、夏目漱石が、やたらと例えに屁を使ったり、菊池寛がとてつもなく軽いノリだったり、観ていて思わずクスクス笑ってしまう。

そして、教科書や常識の範囲内で知っているよりディープな彼らの挿話がなんともドラマチック。自由恋愛・不倫・心中未遂、挙句の果てに、それを題材に小説を書いたり、生まれてきた子どもに魔子と名づけたり。会話の中から、そんな文豪たちの波乱万丈の生き方が次々と見えてくるのだった。

一方、経営不振のため、『オブリガード』を閉めようとしている加織とそれを止めようとする兄 幸輔。その状況と、文豪の人生が微妙にからみあいつつ、物語は進む。

銀行に行ったはずの健太郎が奥から現れ、この店を閉めるかどうかだけではなく、実はこの夫婦の間に問題があることがわかってくるのだが……。

健太郎は、飄々とした憎めないキャラクターで、ホントに浮気をしているのかどうか、なかなかその表情からはつかめない。そして、別れようという加織の真意はどこにあるのか。

ゲームを通して状況を打破しようとする幸輔の試み。真実と偽りと。不透明だった幸輔の動機と。

文豪たちはなぜ現れたのか。その後、加織や健太郎、そして幸輔たちはどうするのか。それは、舞台では語られずに終わっているけれど、なんとなくまあいいかという気になるのは、加織たちも過去の文豪も、この店を愛しているだなということが伝わってくるからかもしれない。

コーヒーのようにほろ苦い。甘くて、苦くて、火傷しそうに熱い、人生っていうのは……そういうもの?そして、過去の文豪たちはともかく、夫婦も兄弟も、それぞれの思いを抱えて行き続けていくのだろう。だからたまには、1杯のコーヒーでひと息、そんな時間も必要なのかもしれない。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-22 21:05 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
BQMAP「出雲贋桜伝」
平成21年3月21日14:30~、シアターサンモールにて。

作・演出/奥村直義

出演/
スサノオ:前田剛、
ツクヨミ:臼井琢也、
アマテラス:丘崎杏、
タケミカヅチ:立花拓也、
オモイカネ:町田晶子、
サルタヒコ:山本伸一、

チルヨ:竹内順子、
メブキ:高瀬郁子、
サクヤ:知桐京子、
クシナダ(ウズメ):本多可奈、
ホヒノ:明神杏奈、
タケミナカタ:矢部亮、
オオヤマツミ:小笹将継、
ナムチ:栂村年宣、
ウサギ:土屋真由美

     ※     ※     ※

その愛はすべてを焼き尽くす。



国譲り神話の舞台として
日本書紀などに登場する出雲の国。
これは神と、
ヒトと、
神でもヒトでもないモノたちの、
愛の物語です
(公式HPより)

     ※     ※     ※

先月、別な芝居を観にシアターサンモールへ行った際、この芝居のタイトルを見かけた。それがなんとなく気になって、結局観に行くことになった。他にもこの週末、気になる芝居がいくつかあったのに、ついついこれを選んだのは、以前観たBQMAPの「Re-」という芝居が割と好きだったこと、そして劇団のHPなどで紹介されている神話時代の愛の物語というイメージに惹かれたこと、などからだろうか。

開演するとまず、スサノオがヤマタノオロチを退治する様子がシルエットで描かれる。ここでは、オロチは神話のとおり、八つの頭を持つ巨大な蛇だ。しかし続く物語の中では、オロチとはある巨大な力のことだ。その力は、国津神の3人の娘の中に眠っているという……。

そして始まるのは、天津神と国津神の因縁の戦い。

ヒトと共に平和に暮らす国津神から、その地を奪い、地上の高天原を造ろうとするアマテラス。色仕掛けで国津神の娘の心を動かし、オロチの力を得て姉を超えようとするツクヨミ。

そして、スサノオ。神話とは違い、スサノオはアマテラスの弟ではなく、神でもヒトでもないモノとされている。彼はただ、自らの内にある衝動に突き動かされて、オロチを探し、退治するために生きている。

国津神の3人の娘。神とはいえ、ヒトと変わらず、恋に憧れ胸をときめかす年頃の娘たち。しかし、彼女たちの誰かの中で、巨大な力を秘めたオロチが眠っているのだという……。

それぞれの思い。それぞれの希望。そして、それぞれの愛。

スサノオと国津神の三姉妹の長女チルヨの因縁。生まれ変わり、時代や場所が変わっても、彼女の中の巨大な力が目覚めるとき、彼は愛する女を討たなければならないのだ。

主人公スサノオの訳ありな感じのワイルドさ、オオヤマツミの穏やかな大きさ、アマテラスの優美で妖しい仕草、クシナダの葛藤、タケミカヅチやサルタヒコ、タケミナカタの戦いぶり、ナムチの誠実さ、メブキの恋心のせつなさ、サクヤの純真、そしてラストのチルヨの悲しい美しさ。

神話を題材にしたスケール感や登場人物の個性が際立って、物語に引き込まれる。

三姉妹の悲しみが、まだ早春のその地に桜を芽吹かせ、咲かせ、そして散らせていく。ラストで、スサノオとチルヨが向き合うとき、遠い過去の記憶がよみがえり、それと共に桜が、満開の桜が散っていく。風を白く染めて。

オロチとはなんだったのか、スサノオは何者なのか、スサノオとチルヨの深い縁はなぜ始まったのか、わからないことはわからないまま、物語の勢いに飲まれてラストに導かれていった。それはそれでいいのかもしれない。

神々もヒトも、そして神でもヒトでもないモノも、精一杯生きて、誰かを愛そうとしていた。そういう愛の物語。
[PR]
by kiki_002 | 2009-03-22 19:39 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
  
だって、好きなんだもん!
by kiki
プロフィールを見る
画像一覧
ブログパーツ
検索
画像一覧