美しいモノを観ました。
2009年 09月 12日
今日はまず、閑能会別会を観るため、11時の開演に遅れないように家を出る。目的の観世能楽堂は、渋谷駅から文化村の脇を通りすぎ、ゆるゆると坂を上がったところ。小雨が降り始めたので、渋谷駅で傘を買ってしまった。
会はまず、連吟からスタートした。その後、仕舞、お能と続くうち、予想通りというか、寝不足もあって、随所でうとうとしてしまった。
しかし、最後の演目「鵺(ぬえ)」で目が覚めた。
面の向こうから響いてくる、深みのある声。後場の白い姿のおシテの気品と軽やかさ。何て言うか、この世のものではないように美しい。
あ~、いいものを観たなあ……。
それから三軒茶屋へ移動して、柿喰う客の「悪趣味」。……っとその前に、友人と待ち合わせして、洒落たカフェで腹ごしらえ。
さて、この「悪趣味」は、1週間ぶり、2度めの観劇。改めて観ると、細部まで作り込まれた世界観の確かさに感動する。
遊びもおふざけも、一見緩そうに見えるものすらすべて、ひとつの芝居を成立させる装置として機能している。 数多いキャストも、それぞれの役割をきちんと把握して、驚くような高い要求にも的確に答えている。
これもまた、ある意味でとても美しい芝居だった。
いろいろな形の美しさがある。そういうものに出会うと、生きているってことが本当に楽しく感じられる。今日もいい一日だった。
会はまず、連吟からスタートした。その後、仕舞、お能と続くうち、予想通りというか、寝不足もあって、随所でうとうとしてしまった。
しかし、最後の演目「鵺(ぬえ)」で目が覚めた。
面の向こうから響いてくる、深みのある声。後場の白い姿のおシテの気品と軽やかさ。何て言うか、この世のものではないように美しい。
あ~、いいものを観たなあ……。
それから三軒茶屋へ移動して、柿喰う客の「悪趣味」。……っとその前に、友人と待ち合わせして、洒落たカフェで腹ごしらえ。
さて、この「悪趣味」は、1週間ぶり、2度めの観劇。改めて観ると、細部まで作り込まれた世界観の確かさに感動する。
遊びもおふざけも、一見緩そうに見えるものすらすべて、ひとつの芝居を成立させる装置として機能している。 数多いキャストも、それぞれの役割をきちんと把握して、驚くような高い要求にも的確に答えている。
これもまた、ある意味でとても美しい芝居だった。
いろいろな形の美しさがある。そういうものに出会うと、生きているってことが本当に楽しく感じられる。今日もいい一日だった。
by kiki_002
| 2009-09-12 23:58
| 舞台