演劇集団キャラメルボックス『きみがいた時間 ぼくのいく時間』
2008年 03月 31日
平成20年3月29日(土)19:00~、サンシャイン劇場にて。
原作/梶尾真治
脚本・演出/成井豊
出演/秋沢里志:上川隆也、梨田紘未:西山繭子、秋沢真帆:岡内美貴子、
野方耕市:西川浩幸、若月まゆみ:温井摩耶、山野辺光夫:阿部丈二、
佐藤小百合:渡邊安理、広川圭一郎:筒井俊作、
柿沼純子:坂口理恵、柿沼浩二:岡田達也、柿沼英太郎:左東広之、
萩原芽以子:青山千洋、栗崎健:三浦剛、12歳の紘未:小林千恵
個人的には、初のキャラメルボックス。梶尾真治さんのSFが原作のタイムトラベルものだという。SFは好きだし、上川隆也さんが久しぶりに出演されるというし、観てきた人の評判も上々だし、と期待は高まって、いそいそと劇場へ向かう。
これまで、研究一筋で生きてきた主人公 秋沢里志が、妻を得て愛情の大切さを知る。しかし、幸せな暮らしは長くは続かず、突然愛する人を失ってしまう。深い嘆きの末に秋沢が出した答えは……。
ロマンティックな純愛の物語とタイムマシンという素敵な組み合わせ。
主人公を演じる上川さんもよかったし、その妻役の西山さんもキレイだったが、個人的には、報われない愛を貫いて主人公を見守り続けた柿沼純子役の坂口理恵さんが印象に残った。純愛だと思う。しかも、彼女はそれで幸せだと言い切る。せつないけど、その気持ち、わかるよ~~。
そうそう、オープニングにダンスがあった♪こういうの、楽しくって好き。そして、テンポのいい場面転換が気に入った。笑わせるところもたくさんあるし、よくできていて、温かい気持ちになれるいい舞台だった。
少しだけ不思議だったのは、これだけ長い期間上演して大勢の観客を動員する舞台で、けっこう内輪受けのようなコネタが出てくること。端的に言って、いらないと思う。そんな身内受けを狙わなくても、ちゃんと面白いし、いい芝居なんだから。
まあこれは、おなじみさんじゃないのでネタがわからなかった者のひがみ。聞き流してください。
純愛もいいけれど、それよりタイムパラドックスについて考え始めるとはまってしまう。その証拠に、劇場からの帰り道、しきりにSF的考察(?)を語り合う声があちこちで聞こえた。久しぶりに、梶尾真治さんの本を読みたくなってしまった。あるいは『夏への扉』とか『マイナス・ゼロ』とかでも。
原作/梶尾真治
脚本・演出/成井豊
出演/秋沢里志:上川隆也、梨田紘未:西山繭子、秋沢真帆:岡内美貴子、
野方耕市:西川浩幸、若月まゆみ:温井摩耶、山野辺光夫:阿部丈二、
佐藤小百合:渡邊安理、広川圭一郎:筒井俊作、
柿沼純子:坂口理恵、柿沼浩二:岡田達也、柿沼英太郎:左東広之、
萩原芽以子:青山千洋、栗崎健:三浦剛、12歳の紘未:小林千恵
個人的には、初のキャラメルボックス。梶尾真治さんのSFが原作のタイムトラベルものだという。SFは好きだし、上川隆也さんが久しぶりに出演されるというし、観てきた人の評判も上々だし、と期待は高まって、いそいそと劇場へ向かう。
これまで、研究一筋で生きてきた主人公 秋沢里志が、妻を得て愛情の大切さを知る。しかし、幸せな暮らしは長くは続かず、突然愛する人を失ってしまう。深い嘆きの末に秋沢が出した答えは……。
ロマンティックな純愛の物語とタイムマシンという素敵な組み合わせ。
主人公を演じる上川さんもよかったし、その妻役の西山さんもキレイだったが、個人的には、報われない愛を貫いて主人公を見守り続けた柿沼純子役の坂口理恵さんが印象に残った。純愛だと思う。しかも、彼女はそれで幸せだと言い切る。せつないけど、その気持ち、わかるよ~~。
そうそう、オープニングにダンスがあった♪こういうの、楽しくって好き。そして、テンポのいい場面転換が気に入った。笑わせるところもたくさんあるし、よくできていて、温かい気持ちになれるいい舞台だった。
少しだけ不思議だったのは、これだけ長い期間上演して大勢の観客を動員する舞台で、けっこう内輪受けのようなコネタが出てくること。端的に言って、いらないと思う。そんな身内受けを狙わなくても、ちゃんと面白いし、いい芝居なんだから。
まあこれは、おなじみさんじゃないのでネタがわからなかった者のひがみ。聞き流してください。
純愛もいいけれど、それよりタイムパラドックスについて考え始めるとはまってしまう。その証拠に、劇場からの帰り道、しきりにSF的考察(?)を語り合う声があちこちで聞こえた。久しぶりに、梶尾真治さんの本を読みたくなってしまった。あるいは『夏への扉』とか『マイナス・ゼロ』とかでも。
by kiki_002
| 2008-03-31 23:57
| 舞台