人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ドキドキさせてよ

だって、好きなんだもん!


by kiki

昨夜の舞台についての追記

最近読んだ本とか、観たDVDの感想とかも書きたいのだけれど、昨夜の舞台の余韻が残っていて、他の話題が手につかない。仕方がないので(?)引き続き、「わが魂は輝く水なり」のことを少々。

タイトルについて。そういえばファーストシーンで、五郎が「水の匂いがする……」と言っていた。そして、最後の場面では実盛が水の音を聞いた。湧き水・海・沼・川、きらめく冷たい水のイメージ。水面を覗き込む実盛。そして、森・樹木・森の国の若者たち。

親と子。若者と老人。生と死。正気と狂気。対立しあうものたちが、時に近づき、溶け合う。

そういう様々なイメージの豊かさは、美しい言葉の連なりや、力のある役者の息づかいや動き、印象的な舞台美術など多くの要素を注意深く積み重ねることで、生まれてくるのだろうか。

まだ公演が始まったばかりなので、どうも具体的なストーリーについて話をするのは気がひける。かといって、こんなふうに抽象的なイメージばかり書き連ねても、読んでいる方には退屈なだけだろう。この辺りでちょっと話を変えて、昨日の舞台周辺の様子など。

昨夜は初日だけあって、客席にも関係者の方がずいぶんお見えになっていたようだ。

1階客席中ほどに座ってらした女性は、白石加代子さんではなかっただろうか?その隣に座られたのは白井晃さんだったように思う。三枝成彰さんもいらしていたようだし、田原総一郎さんもお見かけした。関係者のお席付近に蜷川幸雄さんが挨拶に見えて、お話なさっていた。そうそう、俳優の山口馬木也さんの姿もお見受けした。そして、富司純子さんが思いがけず近くの席にお座りになって、その美しさに友人とため息をついたりした。

そんな訳で昨夜は、華やかな客席に開演前からワクワクしてしまった。ミーハーで申し訳ない。
by kiki_002 | 2008-05-05 23:46 | 舞台